現プロだより2017 〜現地プログラム 学生・教員からの近況報告〜

 





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 マレーシア現地プログラムは2017年3月9日に出発し、6月29日に113日の全日程を終え、参加学生11名が無事帰国しました。今年も無事終了できたのは、本学と南方大学学院の学長、学部長(学院長)のご理解、ご支援のもと、ご尽力くださった関係者各位のお蔭です。また現地と本学の関係職員の努力があってのことであるとここに特筆させていただきます。マレーシア現地プロ実施委員長として関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
 今年はマレーシア現地プログラム実施の三年目です。参加人数こそ昨年ほど多くありませんでしたが、参加学生の意識の高さから精鋭と言われたほどです。約四ヵ月間の留学生活を通して彼らは中国語・英語の語学の勉強だけではなく、身をもって多文化・多言語社会を経験し広く学ぶことができました。現地プログラムの最終日に行われた「現地研究実習入門」レポートの発表会では指導してくださった先生から、我々もなかなか気付かなかったことを学生たちに指摘され、なるほどと納得したと高い評価を得ました。こうして学生たちは中国以外の地域から中国、そして海外の華人、そして日本を見つめ直すことができ、より多角的な視点から物事を観察する力が養われたと思います。また、中国語に関しては、マレーシアでは“漢語”ではなく“華語”と言いますが、「世界の五人に一人は中国語を話す」と言われていることを考えると、中国大陸以外の“華人”の話す中国語という環境の中で四ヵ月間生活していたことも意味が大きかったと言えます。
 三年目の今年はいままでの経験を踏まえ、幾つかの調整と新しい試みがなされました。その一つに語学パートナーの拡充がありました。それによって、学生の語学力アップだけではなく、現地学生との交流の輪も広がりました。また新しく完成された宿舎に入ったことも挙げられます。これから改善していかねばならない点もありますが、いままでの経験が必ず今後の実施に生かされ、このプログラムがより良いものとして作り上げていかれることと信じています。
最後になりますが、現地で日々学生の勉強を指導してくださった諸先生方、学生たちの日々の留学生活に寄り添い見守ってくださった大原美智氏、南方大学学院の語学パートナーの学生の皆さんに改めて感謝申し上げます。

2017年度マレーシア現地プログラム実施委員長 薛鳴

【6月帰国前イベント】

 6月26日(月)にお世話になった語学パートナー、現地指導員の大原さん、現地の友達、南方大学学院の先生方を招待してお別れのパーティーをしました。愛大生は料理、飾り付け、出し物、ゲームを分担して朝から準備しました。特に私たちが手作りした日本料理は現地の方々にも好評で大変喜んでもらえました。また、この日はちょうど参加学生の一人が誕生日だったので、皆でお祝いし、楽しい時間を共に過ごすことができました。
 6月28日(水)午前は中国語を使い、現地ライフレポートを発表しました。現地ライフレポートはマレーシアで感じたことや気付いたことをについて各自で調査した結果を安煥然先生の指導の下、書き上げたもので、文章の内容や発音から自らの四ヶ月間の成長を感じることができました。

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【帰国後の心境や様子】

《団長》
帰国してまもなくは、毎日一緒にいた語学パートナーたちとの別れを惜しむ気持ちがあったのでマレーシアに帰りたい気持ちがありました。彼らは8月中に日本へ遊びに来てくれるようなので一日でも早く会いたいです。勉強面では、マレーシア組は帰国後にHSKテストがありました。中国語の環境がない中、各自で勉強を二週間続ける必要があり大変でしたがHSK本番では実力を発揮できた人が多かったようです。

《副団長》
毎日行動を共にしていたパートナーと簡単には会えなくなってしまったと考えると、とても寂しいです。しかし、初めて家族の居ない環境で生活したので、帰国後は家族がいるありがたさも改めて実感しました。勉強面ではまだまだ努力が必要だと感じるので、引き続き継続して専念していきたいと思っています。

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【総括】

 3月初頭、私達は11人と言う少人数でマレーシアへ中国語を約4ヶ月間学びに行きました。初めの1ヶ月間は中国語がうまく聞き取れず、それに加えて毎日の宿題や定期テスト、その他多くの課題に追われながら日々を過ごしました。4月になると学園祭や教学実践活動、初めてのシンガポール旅行など、多くの土地へ赴きかけがえのない経験をすることができました。5月を過ぎると生活にも慣れ、授業後に出かけたり、週末は旅行へ行ったりと、自由に行動出来るようになりました。最後の1ヶ月は後少しで日本へ帰らなければいけない寂しさを実感つつも、悔いなく帰れるよう精一杯過ごしました。
 今回初めて外国で4ヶ月間生活し、日本にはない文化、習慣を知りました。それによって、出国前と比べると視野が確実に広がりました。今後も現地プログラムでの経験を生かして、多くのことに挑戦してみようと思います。

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2017年度マレーシア現地プログラム団長 張啓岩
副団長 長坂泉


【インド文化の授業について】広報委員 西岡千穂

 6月20日、「マレーシア社会文化」(インド文化)の最後の授業がありました。担当の先生が自宅からインド人の伝統衣装「サリー」を持って来てくださり、みんなで着方を教わりながら着ました。サリーは一枚の大きな布を体に巻きつけて着ます。日本の伝統衣装「着物」と比べると着る方法は比較的簡単ですが、みんな慣れていないので先生が一人一人に着せてくれました。
 サリーを着る機会はあまりないので、とても特別な体験をすることができました。「マレーシア社会文化」の授業では、マレーシアを構成する主要民族である中華、マレー、インドの各文化を学ぶことができ、私たちにとって自分の民族以外に興味を持つ良いきっかけになりました。
 これからもこのような機会を大切にしていきたいです。

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【南方大学学院の運動会について】広報委員  薮下志緒莉

 5月下旬から南方大学学院で1ヵ月にわたり運動会が行われました。今年は学籍番号の下一桁でチーム分けを行い、各チーム様々な競技に参加して優勝を目指し競い合いました。私は緑チームに所属してバレーボールに参加しました。私たちのチームは何週間も前から、ほぼ毎日屋外のバレーコートで練習に励み、見事優勝することができました。この大会のためにチームごとにユニフォームを作ったりして、チームの団結力が高まっただけでなく、自分のチーム以外でも友だちを作ることができました。
 南方大学学院にはこの他にも文化祭やマラソン大会など数多くの活動があります。このように自分たちの力で行事を企画し、運営することを通して学生同士の交流を深めることができます。これは南方大学学院の魅力的な特徴の一つだと思います。

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【講演会について】広報委員 内木麻梨奈

 今回の講演会はシヤチハタマレーシア社長の山田勝さんにお話をしていただきました。シヤチハタは名古屋生まれのブランドで、文具好きの私も知っていましたが、シヤチハタという名前の由来や商品の開発秘話などのお話も聞くことができてとても興味深かったです。また山田さんが以前駐在されていた中国での体験談もお聞きすることができました。海外では日本の常識は通用しないということを聞き、私自身マレーシアに来て日本との違いに驚いたことがたくさんあるので、改めてその国の文化を受け入れることが大切だと強く感じました。

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【シンガポールの観光地について】広報委員 内木麻梨奈

 5月6、7日初めて泊りでシンガポールに行き、2日間でいくつかの観光地を訪れました。まずUSS(ユニバーサル・スタジオ・シンガポール)では、他のお客さんのリアクションの大きさに驚きました。アトラクションやショーの最中はみんなが一体となって楽しみ、日本のテーマパークとは一味違う楽しさを味わいました。夜はナイト・サファリへ行きました。バスに乗って英語のナレーションを聞きながら動物たちを間近で見ることは新鮮な感覚でした。初めての経験ばかりでとても充実した旅になりました。マレーシアに来ているからこそ手軽にシンガポールに行くことができるので、また機会があれば観光地だけでなく穴場スポットにも訪れてみたいです。

5月マレーシア@

【相声について】広報委員  薮下志緒莉

 5月1日に南方大学の講堂で行われた「中国曲??星 相声大?演」を鑑賞しました。相声とは中国・北京を起源として120年ほどの歴史を持つ軽口話芸です。人数によって名称が変わり“単口(落語)”、“対口(漫才)”、“群口(3人以上のもの)に分かれます。私たちが鑑賞したこの漫才祭ではすべての種類の漫才のみならず、影を使ったパントマイムや大道芸、歌の披露などを見ることが出来ました。起源は中国なのですが、マレーシア華人の間でも人気があるようで多くの観客が見に来ていました。相声の内容は難しくて完全には理解できませんでしたが、中国式漫才の雰囲気を楽しむことができました。

5月マレーシアA

【ジョホール観光について】広報委員 西岡千穂

 5月14日、いつもお世話になっている現地職員の方や語学パートナーと一緒にジョホールバル市外へ外出しました。Kelapasawitという場所へ行き、壁画を見てきました。それぞれの家の壁に壁画が描かれており色鮮やかでとてもきれいでした。そのあと菩陀寺というお寺に行きました。中にはたくさんの蝋燭が並べてあり神秘的でした。午後からはJPO(ジョホールプレミアムアウトレット)へ買い物に行きました。日本のアウトレットよりも安く、とてもお買い得に物を買うことが出来ました。
 現地プログラムも残りわずかですが、そのほかの観光スポットも訪れてみたいです。

5月マレーシアB

【kukup旅行ついて】広報委員 薮下志惹サ

 三連休を利用して語学パートナー達とKukup旅行に行きました。Kukupはユーラシア大陸最南端の岬にあり、マングローブを観光したり、おいしい海鮮料理が楽しめます。初めて訪れたマングローブの森には4.27メートルもある根が地上に露出していたり、青色の甲羅のカニがいたりと、マレーシアならではというものをたくさん目にすることができました。
 宿泊したのは海上にある旅館で、船での移動でした。日が暮れる頃には旅館全体が海に浮かぶようになり、潮の満ち引きが肌で感じられました。旅館で用意されていた料理はどれも本当においしくて、とても満足でした。潮風に吹かれながらハンモックでくつろいだり、海を眺めながら語学パートナーたちとゆっくり話をしたりと、1泊2日の旅行を満喫しました。また機会があればぜひ訪れたいです。

4月マレーシア@

【シンガポールについて】広報委員 内木麻梨奈

 4月8日(土)、語学パートナーと一緒にシンガポールに行きました。イミグレーションがとても混んでいて、マレーシアを出国しシンガポールに入国するのにとても時間がかかりました。シンガポールに着いてからはMRT(地下鉄)に乗り、様々なお店が並ぶ人気のショッピングエリアのブギスで昼食を食べて買い物をしてからマリーナエリアへ向かいマーライオンを見に行きました。マーライオン周辺はたくさんのビルが並んでいてガイドブックで見た通りとてもきれいな景色でした。今回は初めてのシンガポールでわからないことが多くゆっくりと買い物をする時間がなかったので次回はお土産などを買って帰りたいと思います。しかし物価はマレーシアほど安くないのであまり買いすぎないように気を付けます。

4月マレーシアA

【南方大学学院大学祭について】広報委員 西岡千穂

 4月21日(金)南方大学学院の大学祭が開催されました。私たちは午前中に単元テストを終え、リハーサル、午後からの英語の授業、21時30分本番という忙しい日程でした。ですが、この日のためにソーラン節、恋ダンス、歌の練習を全員で毎週練習していたので、終わった後の達成感は素晴らしいものでした。全員でおそろいの半被、白いシャツを着て踊りました。
 また、ほかの団体の発表も完成度が非常に高く、中国駒や合唱、太鼓など日本の文化祭とは違ったものをみることができました。さらに司会者がインド人と華人で中国語と英語を交えて司会をしているのも印象的でした。

4月マレーシアB

【気候について】広報委員 藪下志緒莉

 マレーシアの地理的位置はちょうど赤道の少し北側に位置します。日本とは異なり四季はなく、一年中真夏のような暑さです。マレーシアも多くの地域が海に面していて、日本のような夏をイメージしがちですが、じめじめした暑さではなく乾いた過ごしやすい夏のような感覚でした。
 しかし3、4、5月は特別雨の多い月で、よく通り雨のようなスコールが降ります。雨の降り方がすごく激しく、雷も伴うので初めてスコールに遭った日は驚きました。また、日が沈むのも遅く夜7時頃になってもまだ明るいので、いつの間にか時間が過ぎていたということもよくありました。日本と比べて一日の昼間の時間が長いのも、マレーシアの気候の特徴だと思いました。

気候


【マレーシア式お墓参りについて】広報委員 内木麻梨奈

 3月19日(日)語学パートナーがお墓参りに連れて行ってくれました。一番はじめに驚いたのは見た目が派手なことです。お墓の周りに紙でできたテレビや洋服、鞄が置いてあり、これはなにかと聞いたところ、これらを燃やして送るのだということを教えてもらいました。日本とは全く異なるお墓参りで異文化を学ぶとても貴重な体験をすることができました。

お墓参り


【マレーシアの食べ物について】広報委員 西岡千穂

 マレーシアにはたくさんのおいしい食べ物があります。その中から三種類紹介します。一つ目はKaya(カヤ)です。ココナッツミルク、砂糖、卵から作られた甘くてさっぱりとしたクリームで焼いたトーストによく合います。Kaya バタートーストは朝ご飯の定番です。二つ目はフルーツです。マレーシアは赤道近くに位置しているためとても暑く、南国のフルーツがよく育ちます。ドラゴンフルーツ、スターフルーツ…などすごくジューシーで甘く、値段もお手頃なので財布に優しいです。
 三つ目はマレー料理です。辛いものから甘いものまで品揃えが豊富なマレー料理。多民族国家ならではです。焼き鳥の“サテ”や、お菓子の“roti bom”、“ナシゴレン”など。まだ知らない食べ物ばかりなので今後も挑戦していきたいです。

マレーシアの食べ物