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地域政策学部食農環境コース(藤井吉隆ゼミ)の藤浪和香さんが豊橋技術科学大学 社会人向け実践教育プログラム「東海地域の6次産業化推進人材育成」第12期に参加し、最優秀賞および優秀成績賞を受賞しました

学生活動
本学地域政策学部食農環境コース(藤井吉隆ゼミ)の藤浪和香さん(地域政策学部3年生)が豊橋技術科学大学 社会人向け実践教育プログラム「東海地域の6次産業化推進人材育成」(主催:豊橋技術科学大学 先端農業・バイオリサーチセンター)第12期に参加しました。
藤浪和香さんは、同プログラムのメインとなるビジネスプラン発表会で最優秀賞およびプログラム全体の成績最優者に与えられる優秀成績賞を受賞しました。現在、「食の6次産業化プロデューサー」レベル3の認定を申請し、3月下旬に結果が判明する予定です。


【藤浪和香さんコメント】

私は、大学の講義やゼミでの学びを通して、農業者の所得向上や地域活性化など様々な効果が期待できる6次産業化に興味を持つようになりました。今回、「東海地域の6次産業化人材育成」に参加した理由は、大学の講義に加え、さらに発展した6次産業化の学びを得られると感じたからです。実際に農業をされている方や社会人の方と交流することもできるため、自身の成長に繋がると考えました。プログラム参加者の中で、学生1人だったことから当初は緊張と不安を抱えていました。しかし、参加者の皆様がそれぞれに農業や地域に対する想い・目的を持っており、刺激をもらえる日々でした。

計14回の講義を経て、6次産業を行う上で必要とされる基本的な知識や考え方、ビジネスプランの作成について、多くの学びを得ることができました。講義の具体的な内容は、6次産業化推進のポイント、先進事例研修、マーケティングや経営戦略、農業における会計、品質管理、食品加工論、行政機関等における経営支援の仕組み、ビジネスプランの作成・発表などで、丁寧にわかりやすくご講義いただきました。e-learningにおいても、6次産業の様々な事例を用いて講義をしていただき、それぞれの商品・サービス・価値形成において、「生産者だからこその強み」を活かした工夫やこだわりがそこにあるということを理解しました。毎週課されるレポート課題では、学業やアルバイト、就職活動等と両立させることに大変さもありました。しかし、私以外の受講生の方も、日々の仕事や家庭、農作業などがあり、「皆さんが頑張っているから私も頑張ろう。」と励みになりました。
特に、ビジネスプラン作成の講義では、先生や受講生の皆様から的確なアドバイス、貴重なご意見をいただけたことで、より良いプランを作成することができました。ビジネスプラン発表会は、講義で学んだ知識を活かし、実現可能な商品・サービスを形成し、周囲にその魅力や想いをいかに伝えられるかが試される場でした。私はゼミ活動で、奥三河蒸留所と連携して、農業と香り産業による地域振興に向けた取り組みを実施していました。その一環で“聖なる薬草“として香りや効能が注目されている「ホーリーバジル」を使用した商品開発をチームで目指していたことを題材に、ビジネスプランを作成しました。マーケティング戦略や販売促進なども含めた総合的なプランを立案し、最優秀賞をいただくことができました。多くの聴衆の前でプレゼンテーションをすることには緊張しましたが、非常に良い経験になりました。

プログラムを終えて、さまざまな面から6次産業化について考えることが出来ました。6次産業化に限らずではあると思いますが、独りよがりの考え方や提案では、不十分であるということを痛感しました。周囲の方のアドバイスや意見を上手く取り入れる為に考えることは、難しさもありましたが、いつしか時間を忘れるくらい熱中して取り組む自身の姿があったと思います。多角的な視点で物事を見つめることを、今後の大学生活や社会人生活で大切にしていきたいです。


受賞したビジネスプラン発表会資料(一部)


プレゼンテーションの様子(写真提供:豊橋技術科学大学)


賞状授与(写真提供:豊橋技術科学大学)


賞状と修了証書を手にする藤浪さん

【参考】
豊橋技術科学大学と愛知大学は2005年4月1日に連携協力に関する協定を締結し、相互に教育研究、社会貢献等における連携協力を推進し、両大学の発展、地域社会の発展に資することを目的に交流を深めています。
地域連携 - 愛知大学