よき市民として、よき国際人として、
高度な学問修得の基礎となる教養と語学力を。

愛知大学における共通教育科目は、建学の精神（世界文化と平和への貢献、国際的教養と視野を持った人材の育成、地域社会への貢献）を社会の中で体現することをめざすものとして、本学に入学したすべての学生が共通で履修する科目です。共通教育科目はどの年次でも履修することができます。これら共通教育科目を通じて、以下に示した能力の養成をめざします。

語学能力を重視し、高度なコミュニケーション能力を養成
文化・ビジネス・政治・経済などあらゆる点でグローバル化が加速する中、今後社会で活躍するにあたり、身につけておくべき能力の一つといえるのが外国語によるコミュニケーション能力です。外国語分野では英語をはじめ多様な語系による高度な語学教育を展開し、国際的な舞台で活躍できる外国語コミュニケーション能力を養成します。

進化し続けるICT社会に対応できる情報リテラシー
人文・社会科学を探求する上でも数学・統計・確率などの数理的知識は必要不可欠であり、大学での学修はもちろん、一般社会においても高度化したICT社会に適応する情報リテラシーの修得が必須です。数理・情報分野ではこれらの能力の養成をめざします。

現代社会の市民として不可欠な自然観と科学的思考能力を育成
現代に生きる市民として、めざましい進歩を遂げる科学や技術に加え、生命・環境・エネルギー・災害といった地球環境の問題についても適切に対処できる基礎的知識はもちろん、自らの的確な自然観と科学的思考能力を養成します。

人間社会の仕組みの在り方を捉え、そのダイナミズムを考察
政治・経済・社会・歴史などさまざまな視点、さらには国際社会からのアプローチにより人間社会のさまざまな事象や現象を切り出し、そこから発生する諸課題を取り扱うことで、社会科学的な思考能力や判断力を養成します。

先人はいかに人生を考え、いかに生きてきたか。その業績を探求
豊かで人間らしい生き方に必要な思想・文化・文学・芸術などについて、先人が築いてきた膨大な業績や遺産を探求することで、これらに関する幅広い知識や市民的な教養を身につけることはもちろん、物事を多角的に捉える能力を養成します。

自分らしく生きるために…健康のための生涯スポーツを実践
さまざまなストレスがある現代社会や現在直面している超高齢社会を生きるには、心身共に健康でいることが必須です。また社会で幅広く活躍するためには健康管理が第一となります。そのため体育分野では、自らの健康は運動実践を通して自ら管理することができるよう、身体運動に関する知識やスポーツへの取り組み方など、健康の側面からの自己管理能力を養成します。

数理・情報、自然、社会、人文の各分野を複合的横断的に扱うことが必要な事象や、学部専門教育では扱いきれない現代的諸課題、市民的な教養として必要な諸テーマについて、さまざまな専門分野からの総合学習的アプローチや少人数による能動的な学習により、深く追求することを目的としています。

所属する学部によって選択できる外国語は異なりますが、すべての学部において2カ国語を学びます。語学教育は、英語をはじめとして国際的教養を身につける上でも重要な分野の一つと考えています。その他の分野と併せて、高度な学問修得の基礎となる教養を身につける体系を整えています。