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経済学部

激動する現代を捉えて明日を予見する。経済学にはその力がある。

世界を大きく揺るがす経済のグローバル化。予測不可能な未来に誰もが不安を抱える今、経済学の知見は現状を分析し未来を指し示す一条の光です。経済学は300年を超える長い歴史を持つ学問であり、その時々の経済現象を説明し、明日を予測し、望ましい方向へ導く提言を重ねてきました。その対象は財政・金融・景気・雇用・社会保障・国際金融など広大です。経済学部経済学科では、経済学の基礎からその応用、ビジネス現場での実践まで見据えたコース制カリキュラムによる多様な学びを提供しています。培った視野と専門性は、未来をけん引する力となります。

自分で課題を発見し、解決する能力を養う。

これからの時代は、超高速で進む高齢化、AI(人工知能)の進歩による新サービスの登場と労働力の代替など、いままでの常識や感覚が必ずしも通用しない時代です。そんな時代を生き抜いていくために必要な能力とはどのようなものでしょうか。このような問いに対する一つの答えは、「自分で課題を設定し、それを解決する力」です。このような能力を身につけるためには、幅広い見識と深い専門性という一見相反する二つの能力を追求することになります。経済学部では、2018年度から新カリキュラムをスタートさせました。新カリキュラムはそれ以前のカリキュラムより早くから専門教育科目の履修をスタートさせる一方、英語による授業科目「Economics」の新設や、海外留学で学修した科目の単位認定を拡充するなど、グローバル化への対応をサポートします。さらに、学生時代からさまざまな社会経験を積むことへの社会的要請の高まりを受け、一定の要件を満たした場合にインターンシップやボランティアなどに対して単位を認定します。本学部は、これまで各方面に多様な人材を輩出し、「就職に強い愛大」という評価を受けています。その強みをさらに強化すべく、新カリキュラムを核に経済学をツールとして時代の要請に応えるような人材を養成します。

特色ある科目・プログラム

世界を体験するフィールドスタディ

海外の経済やビジネスの現場を体験し、国際感覚を養う

集中講義科目「フィールドスタディ」では、海外(タイ・シンガポール・韓国・中国・アメリカなど)に滞在し、経済の動向やビジネスの現場をリアルに体感する場を設けています。春学期に履修する「フィールドスタディ方法論」で学修したテーマ別課題を踏まえ、夏季休暇中に渡航して課題の解決に取り組みます。現地の大学生と交流する機会もあり、こうした異文化体験は、将来のビジネスや生涯設計に活かされる力となります。

4年間の流れ

1年次

経済学を学ぶ上での知識や学習方法を身につけ関心を高めます。マクロ経済学、ミクロ経済学を学び経済学の基礎知識を修得します。

2年次

将来の目的や関心に応じ、3コースに分かれます。それぞれのコースに合わせて専門教育科目を履修していきます。

3・4年次

専門教育科目を体系的に学びつつ、少人数の専門演習(ゼミナール)で関心あるテーマを追究。自由なディスカッションによって、論理的な思考力や経済学への多角的な視点、プレゼンテーション能力を養います。4年次では集大成となる卒業研究に取り組みます。

2年次から選択できる3つのコース

経済理論に基づき未来を予見するビジネス人材に
経済分析コース


マクロ・ミクロ経済学を基礎とする経済理論によって現象を考察する力を養い、データを基に社会を分析する力を高めます。変化し続ける現代の経済問題・社会問題を見極める力を修得します。
公務員としてまた企業人として地域社会に貢献
政策・地域コース


現実社会に起こる経済問題を分析し、解決に導くための合理的な政策の立案を通じて、地域社会に貢献できる人材を育成します。環境・雇用・福祉など現実の諸問題を多角的に分析し、問題解決力を養います。
世界を見る視点とスキルを活かしグローバルに活躍
世界経済コース


世界経済に関わる幅広い知識とコミュニケーションスキルを活かし、国や地域を越えて活躍できる経済人を育成します。また、英語力養成に力を入れ、経済学の学修・研究に対応した英語を学ぶことができます。

学生の研究

辻ゼミ

秀吉に清正。中村区から出世した武将たちを観光資源として活かすには。
担当教員:経済学部 教授 辻 隆司


●私の研究テーマ
「“武将観光ロード”を成功に導くワークショップ」

名古屋市中村区は、「武将観光ロード(取材時点の仮称。正式名称は「太閤秀吉功路 人生大出世夢街道」。)」という地域活性化事業を進めています。名古屋駅から駅西銀座商店街・太閤通を経て中村公園に至るルートは、戦国武将の豊臣秀吉や加藤清正が生まれ育った地域であり、ここに点在する史跡などを観光資源として活用しようというものです。中村区役所が主催するワークショップにゼミ生が参加し、アイデアを提案しました。商店主をはじめとする地域の方々とゼミ生からなるメンバーに企画提案のプロも参加して、5回にわたる討議と発表を実施。私たちの班では、「武将ゆかりの名産品があったらいいね」という意見が出て、秀吉の太閤検地や石高制などの政策から想起した“升”を使ったデザートなどを提案しました。武将観光ロード事業はまだ始まったばかり。この地域が生まれ変わる、そのスタートに関われたことは大きな喜びです。

●私のゼミ活動
地域が持つ価値を発掘し、自作のメディアで発信する。

「地域資源の発掘と発信」というテーマを掲げる辻ゼミに参加した理由は、座学だけに留まらず教室を飛び出して社会のリアルを学べることに魅力を感じたからです。テーマのうち、“発掘”については、①中川運河とささしまライブ24地区、②名古屋駅西地区、③上記以外の東海地方、というサブテーマを設けて調査しています。名古屋市「ささしまライブ24総合整備事務所」の責任者とお会いした際、「リニア中央新幹線が開通すると、駅周辺が活性化する一方でささしまライブは衰退するのでは?」という私の懸念に対し、「交通利便性の向上は名古屋全体の価値を底上げする。それに応じてささしまライブも変貌を遂げていく。決して今が完成形ではない」という大きな展望に基づく回答をいただき、私の視野も広がりました。もう一つのテーマである“発信”については、Webマガジン「さささんぽ」を立ち上げました。足で調べた情報を記事にして、少しずつ育てていきますので、ぜひ検索してみてください。

専門演習・卒業論文テーマ

取得を支援する資格

※1 佛教大学への学費が別途必要です。
※2 豊橋キャンパスにて開講。