愛知大学は、第二次世界大戦直後の1946年に、中部地区唯一の文系総合大学として創立されました。卒業生は16万人を超え、行政、法曹、企業、教育、会計、芸術、スポーツ等、様々な分野で活躍しており、この地区では屈指の歴史を誇っております。もっとも、歴史と卒業生の層の分厚さは、それに安住しておりましたら生じなかったものです。本学に所属していた教職員、そして本学に在籍していた学生の皆さんは、それぞれが様々な「挑戦」を繰り返してきました。本学は、数え切れないほどの「挑戦」が累積して前進してきたのです。
来年、80周年を迎えるにあたり、改めて「挑戦」し続ける姿勢を確認し、さらに大きな「前進」を企図しているところです
まず、本年4月より、改良したカリキュラムを開始いたしました。テーマは「学修者本位の教育」。教育方針の原点に立ち返り、授業科目を刷新いたしました。データサイエンスやアントレプレナーシップなどの分野についても強化しています。本学での学びが、より現代的に、さらに深くなるわけです。
豊橋キャンパスは、新校舎が完成し、リニューアルされました。コンセプトは、「緑溢れる木の温もりのあるキャンパス」「アクティブな学び、交流の場をもつキャンパス」「広域に立地する建物間を繋ぎ、一体感をもつキャンパス」です。未来をたぐり寄せるサスティナブルキャンパスが誕生しました。
この他にも幾多の「挑戦」を予定しております。しかも80周年を迎える2026年は、本学のルーツである東亜同文書院の開学から125周年でもあります。
80年目の「挑戦」、125年目の「前進」。これからの愛知大学にも大いにご期待頂ければと思います。
2025年8月
