愛知大学法科大学院地域貢献プロジェクト 「DV:どうしたらよいか」を開催しました

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 2023年11月19日(日)10時00分から13時00分まで,豊橋市のemCAMPUSにおいて,愛知大学法科大学院・地域貢献プロジェクト「DV:どうしたらよいか」が行われました。今回のプロジェクトでは,本法科大学院を修了されて,弁護士として活躍されていらっしゃる杉本みさ紀先生がブラジル籍の6名,中国籍の4名,豊橋市役所・市民協働推進課の2名の皆さまに向けて「DV:どうしたらよいか」と題するお話をされました。

【プロジェクト内容:講演「DV:どうしたらよいか」,個別法律相談】
 講演では,杉本先生が,まずDV(ドメスティック・バイオレンス)には身体的暴力,精神的暴力,性的暴力,社会的暴力,経済的暴力という5つの側面があることを紹介したうえで,DVの被害者として,①加害者から逃避する,②加害者を罰する,③加害者に償わせる,④加害者と離婚するための法的制度について説明しました。そして,杉本先生と相談窓口の1つである豊橋市社会福祉協議会の職員の方が対話をしながら,どのような場合に,どこの誰に,どのように相談すればよいか等について具体的な解説をされました。その上で,杉本先生,豊橋市社会福祉協議会の職員の方と参加された皆さまとの間で質疑応答が活発に行われました。
 参加された外国籍の方のなかには,日本語ができない方もいらっしゃいました。そうした方たちのために,日本の大学・法学部を卒業されて本法科大学院で学修しているヌーネス・ハルミさんと,台湾の大学・法学部を卒業されて本法科大学院で学修している梅田愛さんが通訳をしてくれました。

 講演を行う一方で,本法科大学院を修了されて活躍している岩田晴記弁護士,近藤沙織弁護士,近藤圭悟弁護士が,参加された外国籍の方の話を個別に時間をかけて聞き,助言をしておりました。その際には,日本語ができない方のために,愛知大学国際コミュニケーション学部を卒業された仲宗根寛美さん(NPO法人ABT豊橋ブラジル協会・事務局長)ら3名の方が通訳をしてくれました。

【意義と展望】
 「DV:どうしたらよいか」にご協力,ご参加いただきました豊橋市国際交流協会,豊橋市社会福祉協議会,通訳の皆さま,本法科大学院を修了された弁護士の皆さま,本法科大学院生の皆さまに厚く御礼申し上げます。
 今回のプロジェクトは,愛知大学の発祥の地であり,外国籍住民の多い豊橋市において,豊橋市国際交流協会の皆さまから豊橋市について情報提供をいただいたうえで実施いたしました。このプロジェクトが,豊橋市の外国籍住民の皆さまが抱えている問題を解決するための一助となり,豊橋市国際交流協会,豊橋市社会福祉協議会の皆さまの業務に資することになりましたら幸いに存じます。また,本法科大学院としましても,豊橋市の今を知ることができ,本法科大学院の授業に反映させることができるものと思われます。
 今後も,こうしたプロジェクトを実施することで,愛知大学が地域社会に貢献していくことを目指したいと考えております。

(法務研究科 教授 松井 直之)

以上