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学長室だより

ご挨拶

 本学の設立趣意書は、「世界平和に寄与すべき日本の人文の興隆と、才能ある人材の養成」を本学の使命とし、同時に地方の学術文化・社会の発展への貢献、国際的教養と視野をもった人材の育成を特殊な使命としています。この建学の精神は、当時として先駆的な内容のものでしたが、国際社会のグローバル化が進み、地方社会の創生と発展が求められている現在において、ますます大きな意義をもつものといえます。

 この建学の精神をこれからの日本社会の時代要請に適合させつつ、本学の教育研究の役割を一層発展させていくことが問われています。そのためには、第一に本学が育成する人材像の目標を明確にし、それに適した教学プログラムの改善を図ることが求められます。そのなかで学生たちの学習の成果、成長の度合いを確認し、それを社会に示していく必要があります。第二に、本学と地域社会との連携を推進し、学生が地域のさまざまな現場に接して地域の人々と協力し地域の諸課題を解決する、アクティブで参加型の学習をさらに推進する必要があります。第三に、本学と外国の大学や社会との結びつきを推進し、多様な価値観の人々とコミュニケーションをとり、ともに活動できる能力、自立した国際的な人材をさらに育成することが求められます。

 以上の課題に対応できるよう体制を整え、建学の精神に沿って次世代を担う人材を育成するとともに、教育・研究の質をいっそう高め、社会から評価されることをめざします。


2019年6月