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福井県大野市を公共交通機関で楽しむ旅

福井県大野市を公共交通機関で楽しむ旅!

福井県大野市で実施する地域創生型プログラムとなります。
令和11年春に東海北陸自動車道に直結する中部縦貫自動車道が開通し、中京圏とのアクセスがより良くなる福井県の東の玄関口大野市にスポットを当てます。
大野市内には山々に囲まれた田園風景が広がっており、そこに「JR越美北線」が1、2両編成で走っています。
この路線は、通学・通勤・通院や買い物、観光などの広域移動を支えていますが、利用者数が減少傾向にあります。
そんなJR越美北線の魅力を発信するため、JR越美北線や公共交通機関(まちなか循環バス等)を使った大野市内の旅を企画し、大野市に発表してもらいます。
大野市に採用されれば、大野市公式インスタグラムやYouTube等で発信する場合があります。

福井県大野市を公共交通機関で楽しむ旅!

【福井県大野市を公共交通機関で楽しむ旅!】第1回事前研修を行いました!

9月27日、いよいよ「福井県大野市を公共交通機関で楽しむ旅!」のプログラムが始動しまし た。

プログラムの序盤では、福井県名古屋事務所の職員の方々から自己紹介をしていただき、続いて 本プログラムに参加したメンバーそれぞれの自己紹介と意気込みを語りました。「以前福井県に訪れたことがあり、その魅力に引き込まれ本プログラムを通して更に自分なりの魅力を発見したい」という声や、「何度か Career Fieldに参加したことがあり、未だ訪れた事のない『福井県大野市』で地域に根差したプログラムに挑戦してみたい」という声もあり、個人個人が明確な目標を持ち、熱い想いで臨んでいることが伝わりました。



プログラムの中盤では、職員の方から「福井県大野市」についての概要をお伺いしました。大野市には日本百名山や名水百選に選ばれている「大野富士」や「御清水」、アーバン・ナイトスカイプレイス部門でアジア初認定された「南六呂師エリア星空保護区」、冬に食べられる名水で作られた「でっち羊かん」など、お話を聞いただけでも、日本が誇る、魅力の詰まった街であることが感じられました。

プログラム終盤では、本プログラムの課題となっている「越美北線」の利用者減少に伴う廃線の危機についてのお話をお伺いしました。「越前花堂駅」から「九頭竜湖駅」を繋ぐ越美北線は、コロナの影響を大いに受け、その後、利用者数が減少傾向にあり、また 8.5 億円の赤字 を抱えるなどの課題点が多く、様々な策を講じるものの、現在廃線の危機に追い込まれているそうです。
しかし、越美北線では定期利用者が多く、「市民の生活を支える、なくてはならない路線だ」ということを伺い、本プログラムを通じて何としてもでも、利用者数増加の為に動かなければならないと痛感しました。 また、越美北線だけでなく、車の利用者が増えたことにより、バスや乗り合いタクシーの需要も減少傾向にあるそうです。こちらでは「免許を持っていない市民の移動手段を確保する為になくてはならない」とのお話をお伺いし、どうしたら公共交通機関全体の利用促進に繋げていけるのか、これからの取り組みの中で自分なりの「答え」を導き出したいと思いました。



個人の意気込みとしては、Career Field に 3 度参加させていただいたこれまでの経験を活かし、「福井県大野市」という新たな舞台で、公共交通機関を利用するからこそ出会える、地域の魅力が詰まった、オリジナリティ溢れる楽しい旅を大野市に届けたいと考えています。そして地域活性化に貢献できるよう、チーム一丸となって最高の成果物を作り上げたいです。

( 法学部  2年 齋藤優佳)

愛知大学キャリア支援センターでは、2019年度より「低年次キャリアデザインプログラム~CAREER FIELD~」と題して、1・2年生を対象とした産官学が協働したプログラムを開発しています。
就職をゴールとしない形で、学生の社会人基礎力の養成や、望ましい就業観の醸成を目的として、現場(FIELD)理解に貢献する実践的な学びを創出し、低年次学生が将来のキャリアビジョンを描くことを支援するプログラムを展開しております。
各種プログラムについて、実際に参加した低年次学生からの視点で実施報告をしておりますので、下記URLよりご確認ください。

http://www.aichi-u.ac.jp/recruit/career-center/career-field