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コロナ氷河期を勝ち抜く業界研究講座

コロナ氷河期を勝ち抜く業界研究講座

中日新聞社提供による「業界研究講座」となります(オンデマンド配信方式)。新型コロナウイルスの影響で、これまで学生有利といわれてきた就職活動が大きく変わりそうな昨今、新卒採用を減らす動きが広がっていることも明らかになり、「コロナ氷河期」に突入する可能性も指摘されています。こんな時期だからこそ、低年次のこの期間に1年後2年後を見据えた業界研究講座を展開するものとなります。具体的には、中日新聞現場記者らによる業界研究を全5回の講座としてお送りします。また、「愛大生をぜひ採用したい」と、多くの主要企業の採用担当者が寄せてくれたメッセージも随時紹介しています。

太閤秀吉功路

コロナ氷河期を勝ち抜く業界研究講座(第1回)が配信されました!

愛知大学と中日新聞連携企画の「コロナ氷河期を勝ち抜く業界研究講座」、第1回目として、採用アンケートを通じて感じた就職戦線の動向について学びました。
中日新聞は毎年、東海・北陸地方に本社を置く企業に対し、次年度の新卒採用に関するアンケート調査を行っており、これを20年以上継続的に続けているので、莫大なデータから新型コロナウイルスによる新卒採用の変化を分析していただきました。

私が本動画において興味を持ったテーマは2つです。
1つ目は、新型コロナウイルスによる、採用人数の変動です。
ニュースや新聞で、企業によっては採用を打ち切るという情報を目にしますが、実際、全業種の約20%の企業が来年度の採用数を減らすと回答しているようです。
私は、20%と聞いて、5社に1社程度しか減らさないのかと楽観的に考えましたが、受ける企業が数十社、実際に内定をいただける企業が何社であるのかを考えると、20%は多いと思いました。
この先、どうなるのか想像できない新型コロナウイルスと上手く付き合いながら、変化しつつある採用形態に対応する必要があると考えさせられました。

2つ目は採用基準についてです。
私は、中でも採用基準に興味を持ちました。
就活を想像すると、面接において本音と建前があると思いますが、受ける側に本音と建前が存在するように、企業側にも本音と建前があると考えられます。
企業側の本音を知ることができたのは、私にとって一番の学びになりました。
例えば、学歴フィルターが存在するかについてです。
私は、最近、このようなフィルターがなくなりつつあると聞きますが、実情はどうなのか気になっていましたが、回答されたほとんど全ての企業でフィルターはないというものでした。
ただし、面接できる学生の数が限られている分、より上位校を採用したい、学生が頑張ったことを評価したいという本音を知ることができました。

 私達低年次学生は、就活を始めていないからこそ採用の実態がつかめず、不安に思う人が多いと思いますが、このような貴重な機会を有効に活用しつつ、これからのキャリア形成を考えていきたいです。

(経営学部 2年 島谷海璃)



愛知大学キャリア支援センターでは、2019年度より「低年次キャリアデザインプログラム~CAREER FIELD~」と題して、1・2年生を対象とした産官学が協働したプログラムを開発しています。
就職をゴールとしない形で、学生の社会人基礎力の養成や、望ましい就業観の醸成を目的として、現場(FIELD)理解に貢献する実践的な学びを創出し、低年次学生が将来のキャリアビジョンを描くことを支援するプログラムを展開しております。
各種プログラムについて、実際に参加した低年次学生からの視点で実施報告をしておりますので、下記URLよりご確認ください。

http://www.aichi-u.ac.jp/recruit/career-center/career-field