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日本語日本文学専攻

世界の主要な言語・文芸としての
日本語・日本文学を研究する。

経済力や技術力に始まった世界の日本への関心は、伝統文化やポップカルチャー、さらにその基礎にある日本語や日本文学に注がれるようになっています。この専攻では「古典文学」「近現代文学」「日本語学」の3分野について学習・研究を進め、国際社会においても欠かせない教養を身につけます。日本語は、やまと言葉をもとに漢字・漢文を取り入れ、仮名を生み、さらに多くの外来語を吸収して発展しました。その柔軟性の秘密を探り、古代から近現代に至るまでに生み出された詩歌や物語、随筆の特徴と時代背景を分析・研究し、日本語と日本文学に優れた見識を持った人材を育てます。また、日本語教授法をはじめ日本史・漢文学・図書館学・外国文学などの関連領域を学ぶことも可能で、広い視野を持った国語科教員(中学・高校)を毎年輩出しています。


ゼミナール・卒業論文テーマ

ゼミナールの主なテーマ
卒業論文の主なテーマ

専門教育科目ピックアップ

日本近代文学概論

文学部 准教授
藤井 貴志
物語的な生を生きる「私」。
「私」が主人公となって経験した出来事を書く。私小説は日本で独自の発展を遂げた文学形式であり、日本近代文学史において一つの軸となるジャンルです。田山花袋『蒲団』が有名ですが、現代でも柳美里、西村賢太など私小説の伝統は脈々と受け継がれています。では、「私」が「私」の物語を書くとはどういうことでしょうか。体験のすべてを語ることは不可能であり、「私」は無数にある出来事の中から物語るべきことを選び出すことになります。「私」があらかじめ確固として存在し、それを物語るのではありません。「私」はむしろ出来事の取捨選択や組み替えを通して、すなわち物語るという行為を通して初めて現れてくるのです。授業では、私小説を中心に日本近代文学を概観し、最後に「私小説を書く」という課題に取り組みます。書く体験を通じて、自らもまた物語的な生を生きる存在であるという実感を得てもらえればと思います。