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人文社会学科

人類が築き上げた歴史と文化。その叡智を知ることが人生を豊かにする。

人類は、その長い歴史を通じて、言葉によって思考し、思考した内容をさまざまな形で表現してきました。言葉をあやつる生物としての人間は、そのことで互いの結びつきを強め高度に発達した社会を形作りました。また、生み出されてきた表現の中には、優れた文学や芸術作品として人類の遺産とみなされるものさえあります。本学科は、こうした思考、表現、社会という人類に固有の営みとそれらを根底で支える言語について、全体的に捉え、学ぶことを目的とします。人文社会学科の学びの対象は、人類の活動の総体なのです。この多彩で豊かな対象を学ぶために、本学科は現役アーティストや外国人教員を含めた多くの教員と専攻を擁しています。同時に、一つの科目を複数教員が担当するチームティーチング、創作や調査に関する実習といった、これまでの形式にとらわれない、アクティブで新しい教育方法が常に試みられています。

特色ある科目・プログラム

図書館情報学専攻に「学校司書プログラム」を開講

2015年の学校図書館法の改正で制度化された「学校司書」は、学校図書館において資料の収集整理、読書会、展示会の実施、読書指導、授業支援などを行う専門職です。そこでは、図書館、ICT、学校制度や教育などに関する幅広い知識が必要になります。本学プログラムは「司書」資格のための課程と併せて履修するもので、文部科学省の定める「学校司書のモデルカリキュラム」に準拠しています。修了すると「履修証明」が発行されます。(「司書教諭」の資格と「学校司書」とは異なるものです。)

「社会調査士」資格が取得可能

社会調査士とは、アンケート調査やインタビュー調査の方法を学び、統計や世論調査の結果を批判的に検討するなど、社会調査の現場で必要な能力を持った「社会調査の専門家」です。一般社団法人社会調査協会が認定する民間資格で、社会学専攻で所定科目の単位を修得し卒業することで取得できます。

入学試験からの流れ

世界の文化とその表現に迫る。
現代文化コース

現代社会を自由な切り口で研究。
社会学コース

言語を通して世界の文化を学ぶ。
欧米言語文化コース

学生の研究

樫村 愛子ゼミナール

若者にとって“キャラ”とは何か、社会学的に考察する。
担当教員:文学部 教授 樫村 愛子


●私の研究テーマ
「キャラから捉える若者の特徴と対人関係」

この研究では、現代の若者が“キャラ”を用いて自己や他者の特徴を単純化し、対人関係を進めていく傾向に着目しました。そこで自己論や役割論といった社会学の理論を参照しつつ、その社会的要因やコミュニケーションの在り方を考察しました。“キャラ”は期待された役割を演じることで人間関係を円滑にする一方、他者からの評価を過剰に意識したり、押しつけられる自己に対して違和感を持つなど負の側面もあります。他者からの評価だけでなく、自己に価値を置いて受け入れることが必要という結論に至りました。

●私の研究活動
カルチュラル・スタディーズで現代を読み解く。

労働や貧困問題、家族関係やSNSなど、身近な問題を深く学ぶ点に魅力を感じて社会学を専攻しました。「カルチュラル・スタディーズ」の授業で“コミュ障”や“スクールカースト”といった現代の若者に関する問題を学び、さらに深く研究したいと思い樫村ゼミに所属。卒業論文は、若者研究の論争を踏まえるだけでなく、経済や教育・メディアなど現代社会の構造や心理的な観点から多角的に論じ、キャラ社会を超える処方箋も提示しました。

取得を支援する資格

※1 佛教大学への学費が別途必要です。
※2 対応専攻:社会学専攻
愛知大学 受験生向けサイト