文字サイズ

人文社会学科

人類が築き上げた歴史と文化。その叡智を知ることが人生を豊かにする。

人類は、その長い歴史を通じて、言葉によって思考し、思考した内容をさまざまな形で表現してきました。言葉をあやつる生物としての人間は、そのことで互いの結びつきを強め高度に発達した社会を形作りました。また、生み出されてきた表現の中には、優れた文学や芸術作品として人類の遺産とみなされるものさえあります。本学科は、こうした思考、表現、社会という人類に固有の営みとそれらを根底で支える言語について、全体的に捉え、学ぶことを目的とします。人文社会学科の学びの対象は、人類の活動の総体なのです。この多彩で豊かな対象を学ぶために、本学科は現役アーティストや外国人教員を含めた多くの教員と専攻を擁しています。同時に、一つの科目を複数教員が担当するチームティーチング、創作や調査に関する実習といった、これまでの形式にとらわれない、アクティブで新しい教育方法が常に試みられています。

特色ある科目・プログラム

100枚の旗がつながって巨大な旗に!

2018年の冬、メディア芸術専攻の吉野ゼミの学生がアートプロジェクト「はた結び」を開催。2歳から80代までの幅広い年代の方と共に白い旗に指で好きな色を塗りました。100枚の旗をつなぐと、幅10m×高さ2.5mのカラフルな旗が完成し、穂の国とよはし芸術劇場PLATに展示されました。

入学試験からの流れ

世界の文化とその表現に迫る。
現代文化コース

現代社会を自由な切り口で研究。
社会学コース

言語を通して世界の文化を学ぶ。
欧米言語文化コース

学生の研究

吉野ゼミ

聴覚障がいのある子どもたちと行う、手話表現のワークショップ。
担当教員:文学部 教授 吉野 さつき


●私の研究テーマ
「文字デザインから手話表現の豊かさと魅力を伝える」

卒業制作では、「ロゴゴロゴロカタチタチ」というプロジェクトをグループで企画しました。その企画の中で行なった活動の一つが、ろう学校の生徒が利用する放課後等デイサービスと共同で行ったワークショップです。明朝体やゴシック体など、豊橋にあるお店の看板に使われている文字のデザインを子どもたちが手話で表現し、その様子を撮影。映像は穂の国とよはし芸術劇場PLATで行われた展示の一部として上映しました。同じ単語でも文字のデザインが変わると手話も変わってしまうことに驚きました。このワークショップで、表現する上で文字や手話という視覚言語がはたす役割や性質を知ることができました。そのことを通してワークショップ参加者に手話表現の豊かさを伝え、手話や視覚を中心とする「ろう文化」への関心や理解を呼び起こすことができました。

●私の研究活動
障がい者の芸術文化活動を実践で学ぶ。

「入門講義」でコンテンポラリーダンスやアートNPOについて学び、人と人をつなぐ芸術の力に魅力を感じました。なかでも関心を抱いたのが、障がい者による芸術文化活動です。ゼミの活動ではオノマトペを表現する展示を行ったり、幼児から高齢者まで幅広い年代の人々が参加するアートプロジェクトを企画・開催しました。卒業制作の展示の際には来場者から「手話に挑戦したいと思った」などの反応があり、当初のねらい以上の成果を得ることができました。