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心理学科

技術発展のめざましい時代だからこそ注目される、人間の「心」と「行動」。

AI(人工知能)やビッグデータなど、情報技術が発達する社会において人間の行動や心の働きを研究する心理学の知見は欠かせません。経済学や工学など多方面の分野と融合し、発展しているのが現代の心理学です。心理学は、人の行動を科学の目で分析し、それを実践に活かすための考え方であり方法です。本学科では、心理学の理論を学ぶとともに、実験・実践を通して人間行動の謎を解き明かします。基礎を身につけた後は「認知心理学」「学習・行動心理学」「発達・教育心理学」「臨床心理学」「比較心理学」「産業・健康心理学」といった領域に分かれ、専門性を深めます。

特色ある科目・プログラム

人間のこころに迫る教育と実践

公認心理師を養成しています!

公認心理師とは、保健医療、福祉、教育その他の分野において、心理学に関する専門的知識及び技術をもって、(1)心理に関する支援を要する者の心理状態の観察、その結果の分析、(2)心理に関する支援を要する者に対する、その心理に関する相談及び助言、指導その他の援助、(3)心理に関する支援を要する者の関係者に対する相談及び助言、指導その他の援助、(4)心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供を業とする者をいいます。2015年9月に公認心理師に関わる国家資格法案が成立しました。これまで臨床心理士の有資格者を多数輩出している本学文学部心理学科でも、本国家資格の大学院受験資格を得るための対応カリキュラムを2018年度からスタート。資格をめざす学生はキャンパスでの学びに加え、医療機関や福祉施設など臨床のフィールドで80時間以上の心理実習を経験します。地域の専門家と連携しながら将来の心理職専門家を養成します。


入学試験からの流れ

心理学科 カリキュラム

科目紹介

心理学実験
心理学科 准教授 吉岡 昌子

小集団に分かれて11種目の実験を行います。学生は心理学研究の面白さを体感するとともに、実験の方法や科学レポートの書き方をじっくりと学べます。

学生の研究

関ゼミ

リズム同調運動は人間の脳にどのような変化をもたらすのか。
担当教員:心理学科 教授 関 義正


●私の研究テーマ
「同期タッピング課題時の運動関連電位の大きさは知覚・運動協調の難易度を反映する」

人は簡単にリズムに合わせて体を動かすことができますが、実はほとんどの動物にはその能力は備わっていません。そこで、この特別な能力をもたらす脳の仕組みの解明につながる実験を行いました。友人たちに実験に協力していただき、さまざまなリズムに合わせて棒・1本指・4本指を動かすという課題を行ってもらい脳波を測定。その結果、それぞれの比較において脳への負荷の差異が確認できました。まだ明確な結論には至っていませんが、リズム同調運動が人間の脳に変化をもたらすことがわかり、音楽療法と同様に失語症などのリハビリテーションに応用できる可能性が見えてきました。昨年末には、文部科学省の新学術領域研究においてこの研究を発表させていただき、確かな手応えを感じることができました。卒業後は大学院に進学し、さらに研究を進めたいと考えています。

●私の研究活動
独創的なアプローチが“明日の教科書”をつくる。

関ゼミでは生物の音声やコミュニケーションをテーマにさまざまな研究を行っています。たとえば「歌唱時に高い声を出すとき手を下げると音程が不安定になるのはなぜか」「同じ音でも、高い位置に設置したスピーカーから出た音ほど高く聞こえてしまうのはなぜか」など、音楽・言葉・ダンスといった多面的かつ独創的なアプローチから、人のこころと行動を究明しています。心理学にはいまだ解明されていない部分も多く、世界中で毎日のように新たな論文が発表されるほど活発な研究分野です。斬新なアイデアを基にこころの謎を解明し、未来の教科書に新たな1ページを記すことができるかもしれない、これが私にとっての心理学研究の醍醐味です。

卒業論文テーマ

取得を支援する資格