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人文社会学科

人間とは何か。社会とは何か。その本質を見つめ、次代を予見する

文学部人文社会学科は、文学・語学はもとより、哲学・社会学・歴史学・地理学・芸術学まで広いラインナップを持つ総合型文学部です。1年次は学部共通の基礎を学び、2年次からはコース・専攻に分かれ、人類が築き上げてきた人文・社会科学分野の学問研究を通し、その教養とともに人間や社会に対する洞察力を磨きながら、論理的に考える力や考えを正しく表現する力を養います。

特長

会話力を磨くLanguage Café。

楽しみながら言語や異文化への理解を深める。

「Language Café」は、ネイティブスピーカーの教員と外国語で気軽にコミュニケーションができる場所。リラックスした雰囲気の中、ランチやお茶を楽しみながら、さまざまなテーマについて会話し語学力の向上を図ることができます。ここで大事なのは会話の滑らかなリズム。文法の間違いを恐れず、学生同士でも積極的に発言し、互いを高め合う場にしてほしいと思います。この他、コミュニケーションスキルの授業や学生の留学体験談発表などが行われ、ハロウィンやクリスマスにはパーティも開催。異文化や多様な社会についても理解を深めることができます。

文学部人文社会学科の教職課程について

専門性を高め教員をめざす文学部人文社会学科のコース選択

文学部人文社会学科では所属するコース・専攻を問わず各教科の教員免許状の取得が可能ですが、所属するコース・専攻と関連のある教科の教員免許状を取得することで、より充実した教職課程となります。

12専攻で柔軟に学ぶ5つの専門コース

世界の文化とその表現に迫る。
現代文化コース

現代社会を自由な切り口で研究。
社会学コース

時間と空間を通して人と社会を見る。
歴史・地理学コース

古典文学からCool Japanまで。
日本語日本文学コース

言語を通して世界の文化を学ぶ。
欧米言語文化コース

専門演習紹介

廣瀬ゼミナール

古代史料を正しく読み解き、新たな史実を発見する
担当教員:文学部 教授 廣瀬 憲雄

東部ユーラシアの視点から日本史を見つめ直す。
専門は日本古代史ですが、日本から中央アジアのパミール高原までを含む東部ユーラシア対外関係史の視点から研究しています。外交の真実を知るには広範囲を見ることが必要です。たとえば7世紀中盤、朝鮮半島南部を統一した新羅は日本に臣下の礼をとりますが、それは唐との関係が悪化していたため日本を敵に回したくなかったことが理由です。一方の唐は吐蕃(とばん)※ と戦争中で新羅に戦力を割けない状況にあったなど、二国間関係の背景に周辺国の影響があることがうかがえます。また、外交文書の様式に着目すると、唐を頂点とする君臣関係だけでなく、周辺国の間でも複雑な上下関係があることがわかってきました。今は東部ユーラシアの視点から倭の五王の時代を検証しており、新たな歴史像を示したいと考えています。
※現在のチベットにあった王国

ゼミナール・ダイジェスト

史料や先行研究への疑問を、歴史研究の出発点に。
廣瀬ゼミでは漢文で書かれた日本の古代史料の読解に挑戦している。学生は書き下し文をつくり現代語訳を行う他、先行研究を調べて要旨をまとめ、論文の根拠となった史料を提示。加えて、史料の誤字や先行研究に関する疑問点なども詳細に調査し、歴史学の根本である史料を読み下して解釈する力、根拠をもとに判断する力を鍛えている。今回、担当学生は『奥州藤原史料』の藤原清衡に関する部分を読み解き、史料の誤字について指摘。奈良時代の下級官人把握に関する先行研究の要約も発表した。廣瀬先生からは「洛陽とは中国の都にちなむ名で平安京の左京を指すものでしたが、右京が衰退し京都そのものを指すようになりました」「弓箭(きゅうせん)の任とは武士、筆墨の役とは官僚の意味ですね」など語句についての補足があり、学生たちは史料への理解を深めていた。また、別の学生から奥州藤原氏の貢馬(こうば)に関する先行研究が紹介され、史料として摂関家の藤原頼長と基衡との年貢交渉の経過が記された『台記(たいき)』が提示された。先生は「『台記』には馬の他、東北地方の特産である金、北海道との交易から手に入れたアザラシも年貢として記されています。奥州藤原氏は北海道の産品を都へ送る仲介者でもありました」と解説。さらに「論文筆者は“土毛(どもう)”という語について儀礼的貢進物ではないかと述べています」という学生の発表に対して、「その解釈が本当に正しいのかどうか、11~13世紀の“土毛”の用例を調査しては」と助言し、語句の解釈にも疑問を持って検証する姿勢の重要性を教示していた。


免許・資格一覧

※1佛教大学への学費が別途必要です。
※2対応専攻/社会学専攻
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