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愛知大学低年次キャリアデザインプログラム「業界まるごと探訪記」
株式会社エスラインギフ
商品を送る安心と、受け取る嬉しさをつなぐ、ありがとう創造企業
所在地岐阜県羽島郡岐南町平成4丁目68番地
設立平成18年10月1日
代表者代表取締役会長 山口 嘉彦
代表取締役社長 堀江 繁幸
従業員数1,708名

viewpoint 業界

物流業界は、商品が生産者から消費者のもとへ届くまでの一連の流れを担う業界である。単に荷物を運ぶだけでなく、保管、荷役、梱包・包装、輸送、そして情報管理など、さまざまな機能が組み合わさって成り立っている。例えば、メーカーで作られた商品は、まず倉庫などで適切に保管され、その後注文や配送先に応じて仕分けが行われる。そしてトラックなどの輸送手段を通じて、店舗や家庭へと届けられる。このように、物流は、複数の工程によって支えられている。
物流は、私たちの日常生活や企業活動の基盤を支える不可欠な存在である。もし物流が滞ってしまえば、必要な商品がお店に届かなくなるなど、社会に大きな影響が及ぶ。さらに、企業の生産活動そのものを支える重要な役割も担っている。このように物流業界は、単なる「モノを運ぶ仕事」ではなく、社会全体の経済と暮らしを支える極めて重要なインフラなのである。
エスラインギフは、こうした物流の仕組みを実際に担っている企業である。


viewpoint 企業


エスライングループは商品を送る安心と、受け取る嬉しさをつなぐ、ありがとう創造企業を目指している。また、お客様からありがとうと思っていただける会社を目標としており、迅速(SPEED)、親切(SERVICE)、確実(SAFETY)の三つを大切な理念としている。事業内容としては、エスライングループ各社は関東中部関西九州を中心に事業を展開しており、主な事業は輸送サービス、物流サービス、ホームサービスの三つである。

エスラインの姿勢、社風は特に 「ときめき、ひらめき、こだわり」を大切にしている。これらを持って粘り強く仕事に取り組むとやりがいが生まれ楽しく仕事ができるようになる。この気持ちを持ち続け、社会や会社に貢献することが全社員の目標である。

紹介

写真右から:株式会社エスラインギフ西澤様、余語様、伊藤様、白鳥様

特徴
エスラインギフの強みは、送迎バス、EVトラック導入、災害支援、引越し、倉庫の5つだ。中部学院大学や東海学院大学などのスクールバスを運行しており、物流会社でありながら地域に密着した事業を展開している。
次にEVトラックについては中部地方で初めて導入し、全社1330台のうち、見学した事業所に18台、全国で計26台が稼働している。
最後に災害支援である。有事には支援物資を届けており、今年7月の熊本地震では大型トラック4台を手配した。
飲み物を保管している倉庫については、高さ 19.6m、奥ゆき160m あり、飲み物は約 1500 万本保管することができる。さらに、機械化を進めており広い倉庫でも効率的に商品を取り出せるようになっている。そして、エスライングループでは常温で運ぶことができる様々な商品を取り扱っているため、景気に左右されないというメリットもある。

仕事
職種は総合事務職と一般事務職がある。また総合事務職は物流管理・営業・事務管理・システム開発の4種に分けられる。
物流管理は物流現場が円滑に回るようにサポートを行う。その後の仕事の基盤となる物流の基礎を身につけるものである。
営業は契約獲得・維持などのためにお客様を訪問する仕事である。量・大きさ問わずさまざまな荷物のためのより良い輸送方法の提案を目指している。
事務管理は請求書作成などの物流事務から、出勤管理などの事務処理も担い、システム開発は社内で使用するシステムの開発・運用、保守・メンテナンスを行なう。
そして、一般事務職はお客様からの問い合わせが主な仕事で、備品管理や入出金の管理、各種支払いなど、組織を支える管理の仕事に携わる。総合事務職・一般事務職ともに勤務地・仕事内容は相談の上決定する。

研修制度
エスラインギフでは、社員に向けた研修制度を非常に重視している。 その大きな目的は、単に業務を覚えることだけではなく、同期との横のつながりや親睦を深め、困った時やピンチの際に助け合える関係を作ることにある。同年代の仲間がいることで、現場で困ったことがあっても情報交換や相談がしやすくなるという環境が整えられている。実際の研修としては、社会人としての基礎を学び、安心してスタートできるようサポートする「新入社員研修」をはじめ、「階層別研修」「テーマ別研修」、さらに安全意識の向上と事故ゼロを目指して年2回実施される「安全研修会」や、運転の基本や車両点検など安全運転に必要な知識と技術を習得する「ドライバー研修」など幅広く用意されている。その中でも今回は、「新入社員研修」の具体的な内容と流れについて詳しく紹介する。新入社員研修は、「新入社員集合研修」「現場研修」「フォローアップ研修」の3つのステップで進められる。 まず入社式の前後1週間で行われる「新入社員集合研修」では、ビジネスマナーや会社の基礎知識を学ぶ。その後に配属先が決定し、約4カ月間の「現場研修」へと移る。「現場研修」では、配属先の先輩社員と一緒に実際に働きながら業務を習得していく。 そして、入社3カ月後から3ヶ月おきに実施されるのが「フォローアップ研修」である。集合研修を含めて年間で計4回行われるこの研修では、メモの取り方やメールの送り方、電話の応対、報連相の仕方などといったビジネスマナーの基礎から、よくある質問やクレームへの対応など実務に役立つ内容を幅広く学ぶ。現場で感じた疑問や不安をしっかりと解消できる、手厚いフォロー体制が整えられている点が印象的であった。

雰囲気
エスラインギフでは、1人で黙々と作業を進めるのではなく、自分の部署はもちろん、他の部署や会社全体で協力して仕事を行う。社員同士で声を掛け合いながら、明るく和気あいあいとした雰囲気に包まれている。 実際にお話を伺った際にも、充実した研修を通じて絆が深まるため、「同期とは何年たっても仲がいい」という言葉が印象的であった。 このように、手厚い研修制度と職場の良い雰囲気が社員同士の強い絆を生み出しており、それが会社全体の大きな強みにつながっているのである。

働きやすい職場環境
残業についても取り組みを実施している。今年の4月よりこれまでのタイムカードによる管理から、システム上での管理に変更された。これによって、従業員の勤務時間をより正確に把握できるようになり、働きすぎている状況も見える化されている。
さらに有給休暇と育児休業の取得促進にも力を入れている。有給休暇を取得しやすくするために、事前にスケジュールを作成し、従業員が休みを取りやすい環境をつくっている。
また、出産後の女性社員は全員が職場に復帰しており、育児と仕事を両立しやすい環境が整えられていることが分かる。さらに社内の雰囲気が良いことが、休暇を取りやすい環境づくりにもつながっていると感じた。


viewpoint人材

面接担当者に伺ったところ、新入社員に身につけていってほしいことが主に3つあり、1つ目はコミュニケーショ能力。2つ目は言葉遣い。3つ目はパソコンを使いこなすこと。であった。
次に、新入社員面接の際には、①大学4年間で頑張ってきたことについて、自信をもって相手の目を見て話せていること。②自分の強みを自己分析し、その会社に入りたいという熱意をアピールできていること。を重視されているそうだ。

column

今回の取材を通して、エスラインギフは単に荷物を運ぶだけではなく、学校の送迎バス事業や災害時の支援活動など、地域社会や人々の暮らしを幅広く支える企業であると感じた。物流業界は「物を運ぶ仕事」というイメージが強かったが、その役割は多岐にわたり、社会を支える重要なインフラであることを改めて実感した。
取材では、勤務年数の異なる4名の方々にご協力いただいた。同じ質問に対しても、それぞれの立場やこれまでの経験に基づいた多様な視点から回答を伺うことができた。そのため、企業や仕事への理解をより深めることができ、大変貴重な機会となった。
お話を伺う中で、エスラインギフには多くの愛知大学卒業生が在籍していることを知った。どの学部を卒業した方が現在どのような部署で活躍しているのかを聞くことができ、社会人として働く姿を少しイメージすることができた。また、卒業生の方々が長年にわたり築き上げてきた信頼と実績が会社にはある、と教えていただけた。そのような先輩方の存在があることで、新入社員も安心して仕事に挑戦し、成長できる環境が整っているのだと感じる。こうした卒業生とのつながりや、長年培われてきた基盤は、エスラインギフの大きな魅力の一つであると思う。


チーム紹介

古川真妃(経営学部1年)
村井美貴(経営学部1年)
山脇梨愛(経営学部1年)
関谷友里(法学部1年)
川嶋璃子(法学部1年)
古澤侑大(現代中国学部1年)

※本記事は2026年11月現在の内容となります。