津島東高校の魅力
津島東高校の魅力は、なんといっても人です。本校には、人柄が穏やかで優しい生徒が多くいますし、生徒思いで熱心な先生方が多くいます。生徒は、学習に、行事に、部活動に一生懸命に取り組んでおり、まさに高校らしい高校というところが本校の特色です。こうした生徒の資質から教職員は生徒を信用できていますし、そうした教員の思いを生徒も感じてくれているので、生徒もまた教員を信頼してくれています。私にとって6つ目の勤務校となりますが、生徒と教員の距離が一番適切な学校であると思っています。
本校では以前から学校案内に「どの子も伸ばす」「自分が好きになれる学校」という文言を学校案内に掲載しています。こうした言葉にも、本校のよき校風・よき文化が表れています。また近年は、生徒の「主体性」を育む教育に力を入れています。例えば、修学旅行や遠足で現地集合形式を取り入れ生徒同士でどのような交通手段で集合し、どのような探究活動をするかを話し合ったり、高校説明会の場において、生徒がブースに入り説明をしたりしています。その活動は自身を見つめなおすきっかけとなり、人生の幅を拡げたり柔軟な発想が生まれたりもします。
CAREER FIELDに対しての感想・評価
今回は大学生にクラスに入っていただき、生徒とともに取り組んでもらいました。時には教える立場になることもあって、戸惑われたことも多かったでしょう。なかには大人しい生徒、控えめな生徒もいて、苦労されたとも思います。生徒にとっては、大学生という、これから自分たちが目指すべき姿である皆さんと一緒に活動できたことは、よい経験になりましたし、大学生の学びにも触れることができ、新しい目標ができたと思います。
以前、「総合的な学習の時間」の主担当を務めたことがあります。その際、外部機関との連携活動が、一過性のイベントで終わってしまうことが多々ありました。今回のように、学生さんたちと何回も顔を合わせ、探究活動を重ね、その結果としてPRデザインの制作・プレゼン・代表選考を経て成果物を創出する一連の流れはとても良い形です。きっとこの経験は、達成感や自信、今後の改善点、次への向上心などとして生徒たちの心に残ったはずです。今後も、その場限りでなく、継続的な学びを通じて、より深い探究活動への取組を考えていきたいと思います。学校では、学習指導、学校行事、部活動などの指導があり、日々それに追われています。そんな多忙感の中からは自由で柔軟な発想は生まれにくかったりもします。また、人的資源、物的資源の問題や予算の問題から限界を感じる場面もあります。それでも「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けいっそうの工夫を図っていきたいと考えている本校にとって愛知大学CAREER FIELDは、生徒の学びや可能性を広げる場をいただける機会であり、大変感謝しています。
愛知大学生に向けてのメッセージ
本校生徒にとって、愛知大学は行きたい大学、目標とする大学の一つです。その大学の学生さんたちが真摯に活動に取り組んでいらっしゃる姿にふれることができ、生徒たちはいっそう愛知大学への憧れを強くしましたし、将来の目標をより明確に描くことができました。
愛知大学キャリア支援センターが正規の授業外で取り組んでおられる各種の連携活動は大変意義あるものです。学生の発想・着眼点から地域に働きかけること、学生さんたちが地域に出て行って学ぶこと、その相乗効果は計り知れないものがあると思います。学生生活の中で、このような学業単位に繋がらない活動ができることはなかなかありません。地域に出て、地域にイキイキと働きかけるその活動は、受ける側にとっても非常に有意義なものとなりますので、引き続き活動を続けてほしいと思います。
(近藤佳代 教頭より)
今しかできないことに取り組んでほしいと思います。学業を極めるのも一つです。人との繋がりの中でアンテナを高め、自分の在り方を定めてほしいと思いますし、これをやりきったというものを残してほしいとも思います。この頑張ったという経験は社会に出た時の自信になり、自己成長に繋がります。今後の皆さんの活躍を期待しています。
これまでのCAREER FIELD連携事業
2023年度秋 「津島の魅力PRデザイン開発プロジェクト」 プログラム実績報告は
こちらから