- 活動時間:毎週月火水お昼休み、月1程度土日イベント、月1程度ミーティング
- 活動場所:名古屋キャンパスL906
- 代表者: 松野 綾子
SEEDでは、「お買い物でできる国際協力」をモットーに、主にフェアトレードの普及活動に努めています。活動内容は、週に2,3回フェアトレードの材料を使用したパンやクッキーをお昼の時間に大学内で販売しています。また、近隣で行われているフェアトレードやSDGsなどの学外イベントにも積極的に出展しています。私たちは、NPO法人わっぱの会“わっぱん”さんで作れられているものを仕入れて販売しており、2015年、2022年には、コラボパンの新製品開発にも取り組みました。
また、SEEDでは、フェアトレードの普及活動だけでなく、アップサイクルの活動にも力を入れています。アップサイクルとは、資源に戻すという工程をなくし、不用品や廃品の素材をそのまま活かして新たな製品を作り出すことです。元の製品よりも価値をアップさせるといった意味が込められています。私たちは、海に浮かぶ海洋プラスチックごみの削減とフィリピン女性の雇用問題に着目し、株式会社大醐さんと共同して、フィリピンの海洋プラスチックごみを使用したパスケースを開発しました。
そして最後に、2023年度から、タイ・チェンマイでのキーホルダープロジェクトを開始しました。タイの山岳少数民族は、国籍を持っていないこと、根強く差別が残っていること、教育・経済格差など様々な問題を抱えています。このような問題を解決するために、取り組んでいるのが、チェンマイにある児童養護施設「カサロンの家」です。一緒に企画、製造の段階から関わることでフェアトレードに関する理解を深めたいと思い、実際にカサロンの家に行ってきました。現地へ向かう前、子どもたちとZoomでミーティングを行い、そこで施設の中にたくさんココナッツの木があること、そして大量のココナッツの殻が捨てられていることを知りました。そこで、私たちが取り組んでいるアップサイクルもここで実践したいと思い、ココナッツの殻を使ったキーホルダーと傘チャームを作成することに決めました。完成した商品は日本に持ち帰り、24時間テレビのイベントにて販売し、多くの方々に手に取っていただくことができました。おかげさまで、無事完売し、全額カサロンの家へ寄付しています。