viewpoint 業界
積水ハウス株式会社(以下積水ハウス)が属する「住宅業界」は戸建て住宅の設計、施行そして販売に携わる住宅メーカーのことを指す。多くの人にとって人生における最大の買い物ともいえる住まい。その一度きりの買い物においてお客様の夢を叶えるお手伝いをする、それが住宅メーカーである。
そのような住宅業界だが、問題視されていることもある。現在、少子高齢化の影響により日本国内の消費者が減少傾向にあるのだ。そこで住宅業界ではITなどの最新テクノロジーの力を駆使した「スマートハウス」という新たな住宅モデルへの動きが見られる。さらに大型施設や高層ビルの建設といった非住宅分野への事業展開も進められている。
時代によって変化を伴う住まいの需要にどう対応していくのか、今後の住宅業界の動向に注目が集まっている。
viewpoint 企業
今回取材させていただいた積水ハウスは大阪府大阪市に本社を構える日本の大手ハウスメーカーである。「人間愛」を根本哲学として掲げ、「人間性豊かな住まいと環境」の実現を目指している。「お客様との信頼関係」を重視し「高い住宅性能と設計自由度の両立」を強みとする企業である。常に相手本意で家づくりを進めており、環境に配慮した安心安全・快適な暮らしを提供している。少子高齢化が進み、新型コロナウイルスが猛威を振るうなか、積水ハウスは「高価ではあるが付加価値のある商品の提供」という路線を変えず、今後も成長していくだろう。
さらに先端技術を用いた「プラットフォームハウス構想」により、スマートフォンひとつで家の状態確認や機器の操作ができるシステムを実現させ、利便性を備えた魅力のある家づくりを提供することで消費者の需要に応えた。
また顧客はもちろん、社員の幸せも大切にする企業である。積水ハウスでは子育てを応援する社会を先導する「キッズ・ファースト企業」として男性社員の育児休業取得を推進している。働きやすい環境のなかで育児と仕事を両立させることができる職場なのだ。