viewpoint 業界
公務員は、全体の奉仕者として公共の利益を目的に勤務している。公務員は、国の省庁で働く国家公務員と県庁や市役所で働く地方公務員の2つに分けることができ、それぞれ国家公務員法、地方公務員法によって給与や服務が定められている。また、公務員は、全体の奉仕者であるために、守秘義務や政治行為の禁止など服務上の強い制約があるほか、降任や免職について法律で明確に定められているという点が大きな特徴だ。
県庁は、国の省庁と市町村の役所の、ちょうど中間のような規模と所管を持っている。勤務地は基本的に県内だが、他団体や東京の事務所に派遣されることもある。また、市町村より高い専門性を持つため、市町村からの要請により、県職員を市町村へ派遣したり、逆に市町村職員を研修生として受け入れたりすることがある。
県庁の仕事は、多様な分野と幅広い業務内容があるため、いろいろな分野の仕事に就くチャンスがあり、入庁後に自分の適性を見極めることも可能だ。
また、県庁は、国と市町村を繋いだり、市町村同士を繋いだりするだけでなく、複数の市町村に渡る広域的な事業も行っている。そのため県庁は、円滑な地方行政を行う上で欠くことのできない重要な役割を果たしている。
viewpoint 企業
愛知県には山間部、都市部、農村地域の他に工業地域や海もあるため、多様な地域性に触れながら仕事ができるという、他県にはない魅力が愛知県庁にはある。また、東海・北陸地域の中核的ポジションを担う地域であり、予算規模も大きく、多様な地域性から生まれる様々な県政課題に積極的に取り組んでいる。
現在、愛知県庁では、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催、2027年のリニア開業といった節目の年にターゲットを置き、「日本一元気な愛知」「すべての人が輝く愛知」「愛知一番」の実現を目指して、着実に愛知の総合力を高める政策を実施している。中でも重要な施策として「リニアを生かし世界の中で存在感を発揮する中京大都市圏づくり」、「日本の成長をリードする産業の革新・創造拠点づくり」、「安心・安全で誰もが夢と希望を抱き活躍する社会づくり」という3つを掲げ、中長期的な展望を持った地域づくりを進めている。