viewpoint 業界
建設業とは、ビルやマンションから商業施設、道路、橋梁、湾港、空港などの大型公共設備まで様々な建築物の工事を請け負い、完成に繋げていく事業を展開している。
建設業者には、発注者から土木工事一式・建築工事一式を直接請け負うゼネコン(総合建設業者)とゼネコンに協力して施工にあたるサブコン(専門工事業者)に分けられる。
建築物を建てるには、発注者が設計事務所やゼネコンに設計依頼を行うところから始まり、設計後はゼネコンやサブコンが工事を施工する。このような流れで身のまわりの建築物が作り上げられている。
建設業界はいま、東日本大震災の復興や2020年の東京オリンピックの影響から首都圏を中心に再開発が進み、高層ビルや新築マンション、商業施設などの建設ラッシュが続いていており、強い追い風をうけている。そのため期待が高まりつつある。一方で、東京オリンピック後は建築需要の減速が予想され、積極的に海外事業を強化する動きが見られる。
viewpoint 企業
1610年に名古屋で創業した株式会社竹中工務店。業界のけん引役である5大スーパーゼネコン(売上高1兆円規模の建設会社)の一角を占める。2010年に創業400年を迎えた今でなお、『最良の作品を世に遺し社会に貢献する』の経営理念のもと日本のみならず、世界にもまた展開する大手総合建設会社だ。創業以来、建築を専業としランドマークとなる多くの建築物を手掛け、社会発展の一翼を担っている。
竹中工務店は創業以来、建築とは生命や財産を守る器である以上に社会の資産であり、その時代の文化を後世に伝え継ぐものであると考えている。このような仕事に携わる誇りを込め、手がけた建築物を「作品」と呼んでいる。また、スーパーゼネコン5社中唯一非上場方針を採用しており、これにより利益追求を第一とした経営でなく、お客様が納得のいく作品づくりを行ってきた。竹中工務店の作り上げてきた作品は数え切れないほどある。気がつかない間に誰もが目にしているだろう。