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教職課程センターについて

愛知大学で教師をめざす。

愛知大学では教職課程センターを中心に、教員免許の取得支援をはじめ教師の継続的な資質・能力の向上を支援することのできるよう組織の整備・充実を図っています。
教職をめざす学生が教員免許を取得し、採用につながる養成教育に加え、①教育委員会や小学校、中学校、高等学校との連携、②教育カリキュラムや指導方法の組織的な改善、③教職研究セミナーなど現職教員の研修の企画・運営、④学外研修プログラムへの参加など、養成、採用、研修、地域連携に関わる多面的な事業に、有機的に取り組んでいます。このことによって、社会の変化と学校教育の改革や諸課題に適応することができる教員養成と現職教員の継続的な成長と資質能力の向上を支援することをめざします。また、現職教員向けの研修会なども充実させ、本学の卒業生や教員として活躍している方との協力関係の構築を進めていきます。愛知大学教職課程センターは、これらの事業に組織的に取り組むために、名古屋キャンパス、豊橋キャンパスにそれぞれ「教職課程センター室」を設置し、教職課程の専任教員を中心としたスタッフが適切なサポートをします。

機能・役割

愛知大学教職課程センターでは、4つの柱を軸として、さまざまな企画、運営、サポートを行っています。



豊富な教材を用意
豊富な教材を用意

各教科の教科書や東海4県を中心とする教員採用試験の過去問題を取りそろえて、教師をめざす学生が、学びやすい環境を整えています。
丁寧なサポート
丁寧なサポート

教職課程センターには、過去に学校教師経験のある教員が常駐しています。豊富な経験に基づく的確なアドバイスと指導はとても参考になります。

スタッフ

教員をめざす在学生や卒業生を、教職課程専任教員を中心としたスタッフがサポートします。また、名古屋・豊橋両教職課程センター室には、事業主任をはじめとするスタッフが常駐し、アドバイスや指導を行っています。
キャンパス氏名役職所属学部担当科目
名古屋岡田 圭二教授経済学部教育心理学、教育相談の理論と方法 他
山川 法子准教授経営学部教育方法論、教育課程論 他
吉本 篤子准教授国際コミュニケーション学部教育原論、道徳教育の理論と方法 他
宇野 由紀子助教法学部教育制度論、教育原論 他
梅村 清春事業主任教職入門
加藤 二三夫
豊橋加藤 潤教授文学部教育課程論、道徳教育の理論と方法 他
松尾 由希子教授文学部教育原論、学校と教育の歴史 他
河野 宏雄事業主任
谷中 緑

活動内容

先輩教師に学ぶ会

現職教員などを講師として、開催しています。若手教員による学校現場での苦労や学びの経験は、学生が数年後の自分をイメージする手がかりとなり、ベテラン教員による「学級運営」や「道徳教育」などのテーマ別講演は、教師の専門性を実感するまたとない機会となります。1年次から多角的な切り口で教育現場を学び、教師としてのすそ野を広げていきます。

特別支援教育セミナー

特別支援学校等で働く現職教員を講師として、障がいのある児童生徒と教師の役割、特別支援教育の動向などについて学びます。本セミナーは、教育の動向や理論を踏まえて「介護等体験」(※)に臨み、限られた現場経験の期間で、より多くのことに気づき、学ぶための準備の役割も果たしています。

※介護等体験…小中学校の教員免許状取得において義務づけられる、社会福祉施設や特別支援学校での介護、介助、交流等の体験。

教職研究セミナー

在学生と本学卒業生の現職教員及び教職経験者が参加し、教師の資質・能力の向上を図るための研修・交流の会を年1度開催しています。
学生による各種活動報告や、学校教育の現場でのタイムリーな課題を取り上げた基調講演、在学生・OB・教職員の懇親会などを通し、在学生と卒業生の交流を深めるとともに、学校教育における指導実践の成果を持ち寄り、継続的な研修の場を提供します。様々な年代の先輩教員の取り組みに触れることは、教師を目指す学生にとって、教育や児童生徒の変化、教職の専門性・多面性を考える上で、貴重な刺激となります。

教職インターンシップ、学習チューター

2022年度参加実績 受入先学校数 48校  参加学生数 140人

愛知大学では、学校や教育委員会の協力による現場体験を学生に勧めています。入学直後から希望者を募り、目指す免許種や学校までの距離などを勘案しながら研修先を決定。週1回学校へ通い、ティームティーチングによる学習指導補助や教材作成補助、授業後の補充学習、クラブ活動、学校行事の手伝いなどを行います。学生が大学に提出する毎月の報告書には、生徒の立場では意識しなかった教師の言動の意図に気づいたり、学校現場で求められるあらゆる状況への対応力を徐々に培っていく学生の成長の足跡が記録されています。
1年後、ほとんどの学生がさらなる現場体験を求め、同じ学校、あるいは異なる学校種を選び、インターンシップや学習チューターを継続し、教職への途を歩んでいます。

筆記試験・論作文試験対策

本番さながらの緊張感を持たせるために、名古屋・豊橋両キャンパスの教職課程履修者を集め、独自で作成した過去問題や予想問題で模擬試験を実施しています。
また、教師論や学習指導・生徒指導あるいは抽象的なテーマにより、教職に対する知識や意欲、論理性などを評価される論作文試験を想定し、学校教師経験のある常駐スタッフが、教師の観点を踏まえ学生のレポートを丁寧に添削します。

人物試験対策

採用試験で比重の高い「面接」「集団討論」「場面指導」「模擬授業」対策は、試験の約1年前から本格的に着手します。「話し慣れ」「内容の吟味」など基本はもちろん、「場面指導」など近年の出題傾向にも対応し、200問以上の例題を独自に作成し、実践練習を重ねます。さらに、模擬試験では、採用試験で面接官経験のある本学卒業の現職校長・教頭や、教員経験者が、話の内容や構成、話し方などポイントとなる事項を細やかに指導します。

「豊富」「独自」の教材

各教科の教科書や採用試験過去問題を豊富にそろえ、自由に閲覧できます。また、大学で発行する『「教職への途」ガイドブック』には、教員採用試験の動向分析や対策のポイント、その年に教員採用試験に合格した先輩による採用試験報告書など、貴重な独自情報を掲載し、学生に配付します。

講師採用情報の提供、案内

各教育委員会、各学校では常勤講師、非常勤講師など講師の採用を行っています。講師は本務教員につながるもう一つの途です。教職課程センターでは、講師採用の働きかけや情報の提供を行っています。