経営学部 古川邦之教授らのグループによる流紋岩質溶岩の流動に関する研究論文が出版されました
教育・研究
経営学部 古川邦之教授らの研究グループによる、約3,100年前に伊豆半島で流出した流紋岩質マグマであるカワゴ平溶岩の流動様式に関する研究論文が出版されました。
マグマは化学組成により種類が分けられます。玄武岩質や安山岩質マグマは世界各地で噴火しており、ハワイや桜島などはその代表例です。一方、流紋岩質マグマの噴火はまれで、直接観測された例は限られています。しかし、過去の地層には、流紋岩質マグマが溶岩として地表を流れた痕跡が数多く残されているため、流動様式の解明は火山防災において重要です。そこで本研究では、約3,100年前に流出したカワゴ平溶岩を対象として、古地磁気学的手法を用いて流動様式を調べました。その結果、溶岩の表面が固まって流動が停止したように見える場合でも、その内部にはなお流動性を保った部分が残っていることが明らかになりました。この知見は、溶岩が停止したと判断して復興工事を進める際、固結した表面を突き破って内部の流動部が流れ出し、二次被害を引き起こすリスクがあることを意味します。以上のように、直接観測できない流紋岩質の溶岩の流動特性を過去の噴出物から明らかにしたことは火山防災上重要な意義があると言えます。
本研究成果はその価値が国際的に評価されSpringer Natureの出版する学術雑誌「Earth, Planets and Space」に掲載されました。
「Earth, Planets and Space」掲載の論文
Development of surface folds on rhyolitic lava: paleomagnetic evidence
Published: 30 September 2026
Volume 78, article number 215 (2026)
Koji Uno, Kuniyuki Furukawa, Tatsuo Kanamaru, Motohiro Tsuboi, Yuki Toda & Kota Fujimura
https://link.springer.com/article/10.1186/s40623-026-02535-3
(共同プレスリリース)溶岩は表面が固まっても変形する ~流紋岩溶岩の表面しわが示す「冷却しながら動く溶岩」~


マグマは化学組成により種類が分けられます。玄武岩質や安山岩質マグマは世界各地で噴火しており、ハワイや桜島などはその代表例です。一方、流紋岩質マグマの噴火はまれで、直接観測された例は限られています。しかし、過去の地層には、流紋岩質マグマが溶岩として地表を流れた痕跡が数多く残されているため、流動様式の解明は火山防災において重要です。そこで本研究では、約3,100年前に流出したカワゴ平溶岩を対象として、古地磁気学的手法を用いて流動様式を調べました。その結果、溶岩の表面が固まって流動が停止したように見える場合でも、その内部にはなお流動性を保った部分が残っていることが明らかになりました。この知見は、溶岩が停止したと判断して復興工事を進める際、固結した表面を突き破って内部の流動部が流れ出し、二次被害を引き起こすリスクがあることを意味します。以上のように、直接観測できない流紋岩質の溶岩の流動特性を過去の噴出物から明らかにしたことは火山防災上重要な意義があると言えます。
本研究成果はその価値が国際的に評価されSpringer Natureの出版する学術雑誌「Earth, Planets and Space」に掲載されました。
「Earth, Planets and Space」掲載の論文
Development of surface folds on rhyolitic lava: paleomagnetic evidence
Published: 30 September 2026
Volume 78, article number 215 (2026)
Koji Uno, Kuniyuki Furukawa, Tatsuo Kanamaru, Motohiro Tsuboi, Yuki Toda & Kota Fujimura
https://link.springer.com/article/10.1186/s40623-026-02535-3
(共同プレスリリース)溶岩は表面が固まっても変形する ~流紋岩溶岩の表面しわが示す「冷却しながら動く溶岩」~






