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愛知大学生の提案からキーボードアプリ「Simeji」の新機能がリリース!

教育・研究
2025年5月14日、バイドゥ株式会社の本社(東京都港区)にて、愛知大学経営学部 山田浩喜ゼミの「チームJAWS」とキーボードアプリ「Simeji」の共同PJ『マルハラをまぁるくプロジェクト』の成果発表会が開催されました。
今回発表されたのは、愛知大学山田ゼミチームJAWSの学生4名(黒野梨心さん・瀬尾奈々子さん・中川和香さん・福永勝吾さん)とSimejiが共同開発し、新機能としてリリースされた「まぁるく変換」「いろいろ感情」の2機能。
この取り組みは、学生たちの「オンラインコミュニケーションの快適化」に向けた研究活動から始まりました。

【世代間ギャップに着目して始まったゼミ研究】
発起人の学生たちは、近年話題になっている「マルハラ」や「おじさん・おばさん構文」などの問題から、テキストコミュニケーションにおける“すれ違い”の原因について関心を持ちました。
特に、LINEやメールなどで文末に句点(。)を付けることで「冷たい」「圧を感じる」といった印象を与えてしまう“マルハラ”に注目。世代間の価値観のズレによって生じるこのようなトラブル・ストレスを軽減したいと考え、「オンラインコミュニケーションの快適化」をテーマに研究を始めました。

【ゼミ研究をきっかけにSimejiとの共同プロジェクトが実現】
研究を進めるなかで、学生たちは「実際のサービスを通じて社会に働きかけたい」と考え、若者との社会課題解決に積極的に取り組んでいるキーボードアプリ「Simeji」にアプローチをし、共同プロジェクトが始動。
プロジェクトでは、「マルハラに対する意識調査」として約8,000人を対象としたアンケートを実施。学生たちによる200人規模の先行調査と合わせて、多角的なデータに基づいた分析・開発が行われました。また、オンラインでのミーティングを重ねるとともに、3月下旬にはバイドゥ株式会社の本社へ訪問し、開発段階にある新機能の体験会に参加。学生たちの意見が反映されながら、新機能のリリースに至りました。

【チームJAWSコメント】
「私たちの研究・提案が実際のサービスとして形となり、多くの方々に届いたこと、大変嬉しく思います。今回の活動が、言葉の使い方・受け取り方について考えるきっかけとなり、お互いを思いやるコミュニケーションが広がっていくことを願います。」

本プロジェクトは、愛知大学生の視点や想いと企業の技術力が融合した取り組みであり、社会課題解決への一歩となりました。


     チームJAWSの皆さん

<関連情報>
愛知大学公式サイトニュース 東愛知新聞に経営学部 山田浩喜ゼミの取り組みが掲載されました