学生の皆さんへ






　昨今マスコミ報道も増えてきているように生成AI（ChatGPT、BingAI、Bard等の人工知能）が国家レベル（AI戦略会議・中教審特別委員会他）、国際レベル（G7教育相会合）でも議論されており、とりわけ教育への影響について懸念されています。動きの早い分野で、予想を上回る展開もありうるだけに、本学としても動向を注視しつつ、必要に応じて適切に対応していかなければならないと考えています。

　愛知大学では学生の考える力を伸ばす教育に力を入れています。これからの社会は正解のない問題に立ち向かう時代と言われています。論文やレポートの作成にあたって生成AIの出力結果をそのまま提出していたのでは学生の皆さんに考える力は身につきません。ぜひ自分で考え抜く力を養ってほしいと願っています。
　他方においていたずらに恐れるだけ、禁止するだけというのも適切ではないと考えています。教育機関・研究機関としてふさわしい利用の仕方を考える必要があります。

　愛知大学では現在、関係する委員会にて具体的な対応を検討しています。その結果がまとまり次第皆さんにお知らせすると同時に、今後も技術の進展や社会情勢に対応した適切な対応が取れるように継続して取り組んでまいります。