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オンライン現地プログラム(中国・台湾・マレーシア)が終了しました

グローバル
「現地プログラム」は、現代中国学部の正課プログラムです。
派遣先大学は、南開大学(天津)のほか、2015年度より台湾師範大学(台湾)と南方大学学院(マレーシア)が加わり、例年は2年生の春学期に全員が、4ヶ月間留学します。

今年度は、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大の影響により渡航直前にやむを得ず中止せざるを得ませんでした。
望みをかけた秋学期の留学もかなわず、本学の海外協定校であるこれらの大学とのオンライン授業に変更しました。


【中国(南開大学)】 9月14日~12月25日まで 159名
【台湾(台湾師範大学)】 9月7日から12月30日まで 16名
【マレーシア(南方大学学院)】 9月14日から12月22日まで 16名

期間中のほぼ毎日、1・2限は「応用中国語」を学びました。
授業内容は、文法・作文・リスニング・スピーキング・数回のオンライン試験と、多岐に渡り、またマレーシアプログラム参加学生は中国語の他、マレーシア社会論などの授業を受講し、マレーシアで生活する、マレー系、中華系、インド系など様々なスタイルの生活様式や文化を学びました。
今後、希望者は1月下旬に予定されているHSK試験(漢語水平考試)の受験に挑みます。

海外の大学とのオンライン授業は、現地プログラム始まって以来の初の取り組みでした。
7月のパソコンの回線接続テストに始まり、オンライン試験のリハーサル、現地の先生とより密にコミュニケーションがはかれるよう、全員がスマホのアプリを準備したりと開始までも長い道のりでしたが、最も懸念された海外との回線接続は特に大きな問題もなく、昨年末に全員が無事プログラムを修了しました。

国や地域を超えて、海外の先生と瞬時にコミュニケーションがとれる点は、デジタル化が一層加速する世界の中で、COVID-19がもたらした語学学習方法の転換点の一つと言えるでしょう。


写真:南開大学(中国)修了証/台湾師範大学(台湾)修了証


写真:現地プログラム(マレーシア)閉講式の様子
本学の学生と両校関係者合わせて30名ほどが出席しました。砂山幸雄現代中国学部長、梁龙光南方大学学院副学長から閉講挨拶および修了証書が授与され、4か月間のプログラムを締めくくりました。


【参考】
現代中国学部 現地主義教育  https://www.aichi-u.ac.jp/college/chi/chi-development