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新着情報 - 地域連携

豊根村いただきファーム 2025 (収穫祭&成果発表会)

 今年5月13日付、9月30日付でご報告した、低年次キャリアフィールド「豊根村いただきファーム」の最終回が、10月26日に豊根村で行われました。

 学生はこの日の午前中はまず、いただきファームの収穫祭に参加しました。学生自ら取り組んだ5月の田植え、9月の稲刈りを経た豊根米が昼食としてふるまわれ、現地食材の豚汁や野菜とともに、みな舌鼓を打ちました。里山音楽祭も楽しみました。

 そして午後は学生は、豊根村役場に移動し、村松副村長をはじめとした村役場職員3人の前で、今年度の課題である「茶臼山野外活動ロッジの跡地の活用方法」について、2チームに分かれて、成果発表に臨みました。学生は、当該跡地について、5月に実地視察、9月に村役場職員や関係者からヒアリングを行うことで、基本的な知識を身に着けていましたが、それ以外にもこの間チームで集まって、アイディア出し、他の市町村の同様の施設の比較研究等を重ね、議論を展開し、その成果を副村長らの前で発表しました。

 図らずも、1つのチームからは施設活用のハード面、もう1つのチームからはイベント開催といったソフト面を中心とした提案がそれぞれなされ、副村長をはじめとした村役場職員の方々からはいずれのチームに対しても、今まで着眼したことのなかったユニークかつ斬新なアイディアに関する具体的な質問が止まらず、お褒めの言葉をいただきました。中には実現可能性の高さに言及いただいた提案もありました。さらに、職員の方々からは、数字に基づいて提案を深掘りしていくことや他との比較の視点をもつことの重要性をお話しいただき、今回一定程度達成はできていたものの、今後よりよい成果発表を行うためのヒントもいただきました。学生にとって、調査・研究にはじまり、具体的な立案ととりまとめ、そして村の関係者の方々の前での発表や質疑応答対応まで、今後の大学生活において欠かせない、この上なく貴重な経験をさせていただきました。

 今年度のプログラムはこれで終了です。低年次の学生にとって、豊根村での稲作体験と村の課題への提案が、今後の自分のキャリアを考える上での一助となることを期待しています。


   

           学生による発表                     村役場の方々からの質問や講評
  

   

            学生の応答①                         学生の応答②