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新着情報 - 地域連携

売木村お土産開発プロジェクト2024(現地実習・事後研修)

 今年8月7日付および9月20日付でご紹介した「売木村お土産開発プロジェクト」の目玉となる現地実習が、11月2~3日の2日間、売木村で行われました。学生は、同村で11月3日に開催された秋色感謝祭において、自分たちが村の特産物を調査研究して考案したレシピに基づいたパン4種類を、販売しました。

 秋晴れに恵まれた秋色感謝祭当日、学生はまず朝6時半から、現地のパン職人の方々が実現してくださったパンの袋詰めを行いました。そして、秋色感謝祭開始(朝9時)とともに、愛知大学のブースにおいて、パンの販売を開始しました。対象のパンは、学生がチームごとにレシピを考案した、「うるのすけのふわふわちぎりパン」「ミョウガピロシキ」「アヒージョパン」「トマトとチーズのカンパーニュ」の4種類です。商品紹介のポップも学生の手作りです。学生の明るく積極的な呼び掛けと、地域の特産物を活かした見るからに美味しそうなパンの陳列に、多くの方々が足を止め、見入り、購入してくださいました。4種類のパンいずれもバランスよく売れていき、なんと販売開始わずか1時間半後の10時半には、完売となりました。これには、学生もたいそう驚くとともに、喜びました。学生はその後、別のブースの見学をしたり、ミニコンサートや投げ餅等のイベントを楽しみました。

 後日、学内で、本プロジェクト全体の振り返りを行いました。「自分たちでゼロから考えたレシピに基づいたパンが商品化され、販売できたのがうれしかった」「売木村と売木村の方々の優しさや温かさに感謝している」等の言葉が、多くの学生から寄せられました。学生にとっては、売木村もパンの商品化もまったく未知のフィールドだったわけですが、そこでの成功体験は、今後の人生やキャリアを生き抜く自信につながったようです。

 今回、このプロジェクトにおいては、パンの商品化のみの取組となりましたが、今後は、日持ちのする食品を含めた売木村のお土産品の商品化にも取り組むことを検討しています。