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新着情報 - 地域連携

2021年度 産官学連携事業の実施報告

2021年6月から2021年12月まで愛知県東三河総局・豊橋市の甘藷農家「農園そもそも」との連携事業が行われました。

本事業は、本学豊橋校舎3学部と協定を結んでいる東三河県庁の「農商工連携推進事業」に選定されており、学生等のアイデアを活用したいと考える地元事業者と若い発想力を持つ学生のマッチングにより、両者が協力して商品開発等を行い、地域産業の振興を図るものです。

今回は農園そもそもさんのサツマイモを使った『鬼まんじゅう』を、更に訴求力のある商品にリニューアルするという課題に対して、販売促進のためのパッケージやキャッチコピー等を学生が検討・提案することを通じて、企画力等を身につけるPBL(課題解決型学習)として行われました。

本学からは文学部(人文社会学科/心理学科)、地域政策学部(まちづくりコース/食農環境コース/地域産業コース)、短期大学部から1年次6名、2年次1名、3年次5名、4年次2名の計14名が参加しました。

<活動内容>
・グループワーク1回目(豊橋市交流スペース「ガクラボ」)
参加者全員の自己紹介を行い、豊橋百儂人の甘藷農家 鈴木さんから活動紹介がありました。その後、実際に鬼まんじゅうを試食してグループごとに感想や意見を発表しました。

・グループワーク2回目(ガクラボ)
「こんな鬼まんじゅうを食べたい」のテーマで考えてきた課題を発表しアイデアを共有しました。また、出てきた意見を元に今後の方向性をまとめました。前回とは違うサツマイモの配合で作られた試食も行い、前回との比較や好み、感想を伝え合いました。

・グループワーク3回目(ガクラボ)
前回のグループワークで出された意見の方向性に沿った形で新たなアイデアを共有しました。出てきたアイデアを元にさらに提案をブラッシュアップしていきました。

・グループワーク4回目(ガクラボ)
ブラッシュアップされたいくつかのアイデアを改めて発表し投票を行いました。その後、2つのグループに分かれて投票結果を基にして更にアイデアを練り上げました。

・試作品販売会(豊橋市駅前の複合施設「emCAMPUS」)
たくさんの案から農園そもそもでリニューアル内容を検討していただき、12月4日(土)に開催された"ほの国できたてマルシェ"で、各社の試作品に並んで鬼まんじゅうの試作品も販売させていただきました。
試作品販売会には4名の学生が参加し、商品の販売、アンケートなど行い、地元ケーブルテレビの取材も受けました。

試作品販売会で実施したアンケート結果も参考にして、"気軽に食べ歩けるサイズと包装" "いろいろな味の詰め合わせ"などのアイデアが採用されました。

完成した商品は2月下旬より、農園そもそもが出店するイベントなどで販売を開始しました。