「ネオリベラリズム社会における社会意識」研究プロジェクト 第2回研究会
イベント・公開講座
人文社会学研究所「ネオリベラリズム社会における社会意識」研究プロジェクト
第2回研究会
【日時】
9月19日(土) 13:30-15:00
【テーマ】
エーリッヒ・フロムの権威主義論を再考する──サドマゾヒズム型からナルシシズム型へ
【概要】
本発表では、Erich Fromm の権威主義論が、ドナルド・トランプ政権およびMAGA運動の台頭をどの程度説明しうるかを検討する。従来、フロムの議論は『自由からの逃走』におけるサドマゾヒズム型の権威主義に焦点を当てて理解されてきた。しかし本発表は、『破壊』以降の後期著作に注目し、集団的ナルシシズムの概念から権威主義を再定式化する。 フロムの後期理論は、米国社会における政治的経験を背景として、個人の不安の回避としての服従ではなく、自己愛の拡張としての集団同一化を強調する点に特徴がある。この視点は、Christopher Lasch の論じる「ナルシシズムの文化」と連動していた。さらに、トランプの来歴に見られるポジティブシンキングへの傾倒や虚言傾向は、M. Scott Peck の議論とも照応可能である。
このような型の権威主義が台頭する背景には、ソーシャルメディアにおけるアルゴリズムがフィルターバブルを形成し、集団的ナルシシズムを増幅するメカニズムがあると考えられる。この傾向を抑制しうる情報環境の条件はありうるだろうか。AIの普及はこうした傾向の緩和に役立てることができるだろうか。それとも強化するに至るのだろうか。このことを参加者とともに考えてゆきたい。
【講師】
堀江宗正 氏
東京大学大学院人文社会系研究科教授、著者『歴史のなかの宗教心理学』、訳書エーリッヒ・フロム『よりよく生きるということ』など。
【申し込み】

https://forms.gle/vYK9e1SV1JuPnzB3A
オンラインのみの開催となります。
申し込みされた方に、zoomのURLを後日お送りします。
【問い合わせ先】
文学部 樫村愛子 kashi@aichi-u.ac.jp
第2回研究会
【日時】
9月19日(土) 13:30-15:00
【テーマ】
エーリッヒ・フロムの権威主義論を再考する──サドマゾヒズム型からナルシシズム型へ
【概要】
本発表では、Erich Fromm の権威主義論が、ドナルド・トランプ政権およびMAGA運動の台頭をどの程度説明しうるかを検討する。従来、フロムの議論は『自由からの逃走』におけるサドマゾヒズム型の権威主義に焦点を当てて理解されてきた。しかし本発表は、『破壊』以降の後期著作に注目し、集団的ナルシシズムの概念から権威主義を再定式化する。 フロムの後期理論は、米国社会における政治的経験を背景として、個人の不安の回避としての服従ではなく、自己愛の拡張としての集団同一化を強調する点に特徴がある。この視点は、Christopher Lasch の論じる「ナルシシズムの文化」と連動していた。さらに、トランプの来歴に見られるポジティブシンキングへの傾倒や虚言傾向は、M. Scott Peck の議論とも照応可能である。
このような型の権威主義が台頭する背景には、ソーシャルメディアにおけるアルゴリズムがフィルターバブルを形成し、集団的ナルシシズムを増幅するメカニズムがあると考えられる。この傾向を抑制しうる情報環境の条件はありうるだろうか。AIの普及はこうした傾向の緩和に役立てることができるだろうか。それとも強化するに至るのだろうか。このことを参加者とともに考えてゆきたい。
【講師】
堀江宗正 氏
東京大学大学院人文社会系研究科教授、著者『歴史のなかの宗教心理学』、訳書エーリッヒ・フロム『よりよく生きるということ』など。
【申し込み】

https://forms.gle/vYK9e1SV1JuPnzB3A
オンラインのみの開催となります。
申し込みされた方に、zoomのURLを後日お送りします。
【問い合わせ先】
文学部 樫村愛子 kashi@aichi-u.ac.jp




