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論文の二重投稿について

大学全般
論文の二重投稿について

 他大学所属教員を筆頭著者として、2017年に学術雑誌(英文)に発表した論文が、2015年に国内学術雑誌(和文)に発表した論文と内容が酷似しているとして当該大学にて研究不正(二重投稿)と認定され、本件に本学教員が共同研究者として関わっていたとして当該大学より情報提供がありました。これを受け、本学不正行為申立ての窓口に対して不正行為の申し立てが行われ、学内に外部の弁護士を含む本調査委員会を設置し、事実関係の確認を行ないました。
 その結果、本学として本件を二重投稿と認定いたしました。二重投稿については、文部科学省「研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン」において、不正行為とされています。本学では本件を重く受け止め、規程に則った対応をいたしました。

 今後は研究者倫理のより一層の徹底を図り、社会に対する信頼を損なうことのないよう、全学をあげて再発防止に努めてまいります。
 今回の件により関係各位に多大なご迷惑をおかけしたことを、心からお詫び申し上げます。

2022年8月2日
愛知大学学長 川井 伸一