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【開催報告】横井裕前中国大使の講演会を開催しました

教育・研究・シンポジウム
愛知大学現代中国学会は、5月27日(金)、本学名古屋キャンパス グローバル・コンベンションホールにて講演会を開催しました。

今年は日中国交正常化50周年および現代中国学部創設25周年にあたり、これを記念して、前日本国在中国特命全権大使・横井裕氏をお招きし、「中国をどう理解し、どう向き合うか」をテーマにご講演いただきました。現代中国学部の学生を中心に来場者、オンライン聴講者を合わせて400名を超える参加がありました。

横井裕氏は、2020年まで4年間、日本国駐中国特命全権大使を務められましたが、40年以上にわたる外交官生活の中で、中国課長、経済協力局有償資金協力課長、マレーシア公使、米国公使、上海総領事、外務報道官、トルコ大使などの要職を歴任してこられました。

講演では、外交官としての長い中国とのかかわりの中で得られた知見をもとに、中国と向き合っていくためには、中国の広大で多様な自然環境や人口の条件、独自の歴史的・政治文化的背景をよく理解する必要があることが強調されました。そのうえで、古代の帝国のなりたちから、近代における中国と西洋の衝突、さらに習近平国家主席の政治的バックボーンまでわかりやすくお話しいただきました。

これからの日中関係についてあり方についての質問に対しては、日本と中国との経済的結びつきの強さの一方で、対等な日中関係の歴史は日中国交正常化以来のわずかな期間しかなく、お互い相手をよく理解するための交流の重要性を指摘されました。

最後に、学生生活の中で、どこの国でもいいから、ぜひ海外に留学する機会を持ってほしいとの呼びかけがありました。コロナ禍の中でも留学への熱い希望を持ち続けてきた学生には、力強い励ましの言葉になりました。