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【開催報告】東京モーターショー2019にて三遠南信地域連携研究センターが研究成果を発表しました

教育・研究

スズキの鈴木修会長を囲む愛知大学学生

11月4日(月・祝)、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された「第46回東京モーターショー2019」(主催:一般社団法人日本自動車工業会)に三遠南信地域連携研究センターが出展し、学生(地域政策学部戸田ゼミ)が軽トラ市に関する研究成果を発表しました。
軽トラ市は2005年に岩手県雫石町にて始まり、今では全国約100ヵ所で開催。雫石町に加え、愛知県新城市、宮崎県川南町が「三大軽トラ市」と呼ばれています。
持続的な地域活性化策の一手法として軽トラを活用した店舗を営業するものであり、移動、設営が容易なため、都市部のみならず中山間地域での展開を可能としている点が特徴です。

東京モーターショーでは軽トラ市全国組織の軽トラ50台が参加し、大学の参加は愛知大学のみとなっています。
三遠南信地域連携研究センターの研究のねらいは、軽トラ市の拡大普及、特に、自動車産業が着目する未来の自動車とまちづくりの接点を軽トラ市に見出すものです。

当日は軽トラ市を応援しているスズキの鈴木修会長が愛知大学のブースを訪れ、学生の説明に耳を傾けてくださいました。
鈴木会長から「応援します」との力強い励ましの言葉をいただき、学生は大いに勇気付けられました。
また、鈴木会長は「軽トラ市は地方創生に役立つ未来の自動車につながる」と発言されました。

研究成果を発表した地域政策学部3年本田伊万里さんは「自動車の技術が軽トラ市でどう利用できるか等の質問をいただき、地域にとってどういう利益があるかだけでなく、自動車の側からの視点で考えるきっかけになりました。また、軽トラ市を全く知らない方に向けて説明することで興味を持っていただき、その場での意見交換によって、軽トラ市のポテンシャルを強く感じました。今後ゼミナールを通して軽トラ市の可能性を発信できるように研究を進める意欲がさらに湧きました」と感想を語りました。


ダイハツ工業の伊奈功一アドバイザーとスズキの鈴木修会長に説明する三遠南信地域連携研究センター戸田敏行センター長



全国軽自動車協会連合会の堀井仁会長に説明する学生

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「軽トラ市、シャッター街に1万人集う」(日本経済新聞2019年9月13日朝刊)に、地域政策学部戸田敏行教授のコメントが掲載されました。
https://webreprint.nikkei.co.jp/r/LinkView.aspx?c=66232517C2F94CB5A2AEF9B95DC951D4
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