第24回 愛知大学孔子学院公開講演会
「右か左か、東か西か―日中比較表現論」
東京大学名誉教授 木村英樹 氏
【講演概要】
友人の李さんから〈明日、映画館の左隣にある喫茶店で会いましょう〉と中国語で誘われ、
翌日、南向きに立つ映画館の西隣の喫茶店に行きました。
ところが、李さんの姿が見当たりません。10分経ち、20分経ち、30分経っても、李さんは現
れません。それもそのはず。李さんは映画館の東隣にある喫茶店で、今か今かと私の来る
のを待っていたのでした。
二人のこの行き違い、実は、日中両言語の間に潜む「視点」の相違という問題と根深く関
わっています。今回は、こうした事例を取りあげ、日本語と中国語の比較対照を通して、
「現実を言葉にする『視点』」という問題を考えてみたいと思います。
<木村英樹氏>
プロフィール:1953年京都市生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。
金沢大学助教授、神戸大学助教授、東京大学教授を経て、現在東京大学名誉教授。
博士(文学)。
主要著書:『中国語文法の意味とかたち』(白帝社)、『ヴォイスの対照研究』(共著、くろしお出版)、
『中国語はじめの一歩〔新版〕』(筑摩書房)、『中国語学習Q&A 101』(共著、大修館書店)、
『文法講義』(共訳、白帝社)など。
日時 3月14日(月)14:00~15:30(開場13:30)
場所 愛知大学名古屋キャンパス 講義棟3階L305
●聴講無料 事前申込
●申込み方法 以下のフォームから申込みしてください。
●受講証はお送りいたしません。
申込いただきましたら、当日直接会場までおこしください。
※新型コロナウイルスの感染拡大状況により、やむなく中止・変更する場合も
ございますので予めご了承ください。
●お問い合わせ先 愛知大学孔子学院事務室
☎052-564-6181(10:00~16:00 土日・祝休)