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2017.04.04

2017年度入学式を挙行しました。



 4月4日(火)、名古屋国際会議場センチュリーホールにて、
愛知大学第71回・愛知大学短期大学部第59回入学式が挙行されました。

2017年度は学部・短期大学部・大学院・専門職大学院あわせて合計2,415名の
新入生が入学しました。

川井学長から学長告辞として、
「愛知大学の名前の由来ですが、これは愛知県に立地することもありますが、本来は
「知を愛する」という意味からつけられたものです。愛知大学の創立は1946年11月で、
昨年でちょうど70周年を迎えました。その前身ともいえる学校、それは1901年に東亜
同文会という団体が中国・上海に設立した高等教育機関である東亜同文書院です。
この学校は日本と中国の貿易、経済の発展を担う国際的人材の育成を目指すビジネス
スクールとしての性格をもち、徹底した中国語の教育、学生による数か月にわたる中国
各地の調査旅行は有名です。
戦後、その大学の最後の学長であった本間喜一先生をはじめ同大学の教職員が中心と
なり、さらに戦前中国、台湾、朝鮮半島などにあった他の大学の教職員がともに相集
って創立したのが愛知大学です。
愛知大学のめざすべき目標理念についてお話しします。創立当時「国際文化大学」を
めざすことを明らかにしていました。今日からみて特に注目されるのは、まず、大都市
への偏重集積をなくし地方分散を志向し、地域文化・社会への貢献を果たすという考え
は、当時中部地方において法文系の大学がひとつもなかったことを背景としています。
いまでこそ中部地方には多くの法文系の私立大学ができていますが、当時としては愛知
大学が最初の法文系大学であったのです。そして今日、地方分権、地方創生が大きな課題
とされているなかで各地域がまちづくり、人づくり、仕事の創出、産業発展をはかること
、大学も地域の知的拠点として地域連携、地域の発展を担う役割を果たすことが求められ
ています。その意味では、地域文化・社会への貢献という設立趣意書の課題はきわめて
今日的な課題であるといえます。
次に、国際的教養と視野をもつ人材の育成ですが、これは今日グローバル化が進む世界に
おいてますます重要な課題となっています。今日の世界は国家および国家間関係のあり
かたが多様化、複雑化し、また情報通信技術の著しい進歩は国際社会のコミュニケー
ションのありかたを大きく変えつつあります。このなかでグローバル化に対応できる人材
の育成が今日、大きな課題となっています。こうして意味において、設立趣意書のいう
国際的教養と視野をもつ人材の育成は、今日の課題を70年以上も前に先取りしたものと
いえる
のです。また、地域文化・社会への貢献というローカルな課題と国際人材の育成の課題は
、今日ではますます相互に密接に関連したものとなっています。それは、グローバル化の
波が日本の各地域に波及し、地域において外国人、外国の製品や文化が急速に増加し文化
的多様性が増している状況、各地域の企業が市場を求めて広く国際展開、取引をしている
状況に示されています。皆さんがこのような歴史と使命をもつ愛知大学に入学されたこと
をぜひ自覚し、愛知大学に誇りを持っていただきたいと希望します。
私は皆さんに以下の点を望みます。一つは、自分の目標をもつこと、それも具体的な
目標をもつことです。学習の内容がなんであれ、目標に動機づけられた学習は、そうで
ない学習より効果的であると考えられます。二つは、他方で人生は必ずしも目標どおり
行かないこともしばしばです。目標とは関係のない熱中した学習や体験が、後になって
仕事や人生に影響を及ぼすこともよくあります。その意味では、いろいろな学習、体験
をすることが求められます。正課だけでなく正課外の活動、さらに大学外の活動をとお
して幅広く学んでください。」

などと述べられました。

その後入学試験で優秀な成績を収めた学生に対する愛知大学スカラシップ、及び
東亜同文書院記念基金特別奨励賞の授与も行われ、閉式となりました。