本学の法学部は、ハワイ大学ロースクールと国際交流プログラムに関する協定を結び、春休み期間中にハワイ大学ロースクールで開催される２週間のプログラムに学生を派遣しています。今年度も法学部の学生11名が、このプログラムに参加しました。学生は英語でアメリカ法を学ぶだけでなく、裁判所、州議会、法律事務所、刑務所等を見学し、ハワイ州の最高裁判所判事やハワイ州知事にも会うことができました。
　ハワイ大学のHPでも紹介されています。　https://www.law.hawaii.edu/article/law-school-and-hawai‘i-legal-system-showcased-visiting-japanese-law-students-and-scholars

　また、このプログラムに参加した学生は、2018年3月3日（土）にハワイ大学ロースクールにて開催されたシンポジウム「日本と沖縄における性に関する権利と人権」で「LGBTに関する日本の法と政策」について、英語で報告をしました。このシンポジウムはハワイ大学ロースクールのアジア太平洋法政策ジャーナル主催のシンポジウムで、ハワイ州最高裁判所判事のサブリナ・マッケナ氏をはじめアメリカと日本の大学教授や法曹関係者が報告者や司会として名前を連ねており、最先端のハイレベルな討論が行われました。
　アメリカ合衆国では、2015年に同性婚を禁止した州法に対する違憲判決が連邦最高裁判所で出され、世界的なニュースとなりました。LGBTの権利実現は、アメリカだけでなく世界で注目されている法律問題の一つです。この世界的な法律問題に対して、本学法学部の学生が、臆することなく日本語ではなく英語を使って「日本の法と政策」を発信しました。
　なお、報告者の中で日本の大学生は、本学法学部の学生のみです。