本法科大学院は、専ら法曹養成のための教育を行うことを目的とする専門職大学院であり、司法試験、司法修習と連携した高度専門教育機関として設置認可されたものです。
その教育理念は、
- 「法の支配」の理念を実現する
- 「国民の社会生活上の医師」としての役割を果たす
という2点に集約されます。ここにいう「法の支配」とは、法で権力を制御することにより国民の権利・自由の擁護を狙いとする原理であり、その担い手である法曹には不可欠の理念といえます。また、「国民の社会生活上の医師」とは、日常のさまざまな法律問題に関して身近に相談を受け、的確な助言、助力を与えられる法曹の姿を表わしたものであり、次世代の法曹の果たすべき重要な役割のひとつといえるものです。本大学院は、中部地区に根ざしながら、この2つの理念の実現に努めます。
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
1 本法科大学院は、愛知大学設立趣意書(建学の精神)に沿った「地域社会に貢献する」法曹となるのにふさわしい豊かな人間性、鋭い人権感覚及び専門的な法的知識を備えた者に、課程の修了を認めて、法務博士(専門職)の学位を授与する。
2 前項の方針に従い、本法科大学院に所定の年数を在学し、教育の理念及び目的に基づき設定した所定のカリキュラムの下で、各科目について所定の単位を修得することを、学位授与の要件とする。