2024年度 愛知大学法科大学院主催岡谷鋼機株式会社法律基礎講座 第2・3回開催報告

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1.企画の趣旨
 2022年度から、愛知大学法科大学院加算プログラムの取組の一つとして展開してきた岡谷鋼機株式会社外国法基礎講座を、2024年度からは、新たな加算プログラムが開始したのを機に、法律基礎講座という形で、必ずしも外国法に特化することなく、重要な法テーマを取り上げ、愛知大学法科大学院関係者が従業員に対して講じることとしている。
 第2回は2024年8月22日(木)14:00~15:30、第3回は2024年8月27日(火)14:00~15:30の日程で、若山・大井総合法律事務所所属弁護士でありかつ愛知大学法科大学院非常勤講師の大井直樹先生に、実務での豊富なご経験を踏まえ、M&A(合併・買収)について講じていただいた。


2.講座の概要
 日程、講師およびテーマ詳細は以下の通り。  
●日程:
 第2回:2024年8月22日(木)14:00~15:30 「M&Aの基礎知識」
 第3回:2024年8月27日(火)14:00~15:30 「M&Aの実務現場」
●講師:いずれも大井直樹弁護士

 岡谷鋼機およびそのグループ会社従業員の参加を得て、対面とオンラインとのハイブリッド形式で実施された。
 第2回は、M&Aについての導入講義であり、会社を取り巻く関係者の確認、M&Aとは何か、M&Aの手法にはどのようなものがあるか、M&Aの流れなどについて、丁寧に説明された。
 第3回は、M&Aについて、具体的に株式譲渡、事業譲渡、会社分割、合併に分けて説明されるとともに、独占禁止法上の問題についても解説された。
 いずれの回も、実際に業務の中でM&Aに関わった経験のある従業員を中心に実務的な観点からの質問が活発になされ、岡谷鋼機およびグループ会社の従業員にとって大変有意義な機会となったようであった。 
 次回は、2024年10月10日(木)14:00~15:30の予定で、本法科大学院の鈴木智洋教授(鈴木・久保田法律事務所所属弁護士)に「適切な業務指示のためのパワハラのグレーゾーンを知ろう」という題目でお話しいただく予定である。

(大井先生ご講演中のもよう)