2024年度 愛知大学法科大学院主催岡谷鋼機株式会社法律基礎講座 第1回開催報告

新着
1.企画の趣旨
 2022年度から、愛知大学法科大学院加算プログラムの取組の一つとして展開してきた岡谷鋼機株式会社外国法基礎講座を、2024年度からは、新たな加算プログラムが開始したのを機に、法律基礎講座という形で、必ずしも外国法に特化することなく、重要な法テーマを取り上げ、愛知大学法科大学院関係者が従業員に対して講じることとしている。
 第1回は、2024年7月30日(火)10:00~11:30で愛知大学法科大学院修了生の六鹿竜輝弁護士に、カスタマーハラスメントについて講じていただいた。

2.講座の概要
 日程、講師およびテーマ詳細は以下の通り。
●日程:2024年7月30日(火)10:00~11:30
●講師:六鹿竜輝先生(2021年3月愛知大学法科大学院修了、弁護士(愛知ひまわり法律事務所))
●テーマ:「カスタマーハラスメント B to B事例をもとに」
●概要
 参加者は、岡谷鋼機およびそのグループ会社の従業員約50名で、対面とオンラインのハイブリッド形式で実施された。カスタマーハラスメントに関する最近の裁判例の紹介や従業員が加害者・被害者となる場合の法律関係、事前防止策など一般的な内容と商社のようなB to B企業特有の問題とに分けて講じられた。最後に13分程度質疑応答の時間が設けられ、ほぼ時間いっぱいまで数件の質問があり、この問題に関する関心の高さが窺われた。
 次回は、8月22日(木)14:00~15:30、大井直樹弁護士(愛知大学法科大学院非常勤講師、若山・大井総合法律事務所)に、「M&Aの法的基礎知識」について講じていただく予定である。

(法務研究科長:上田 純子)



(六鹿先生ご講演中のもよう)