豊田市で「外国人居住地域への法的支援」プロジェクトを実施しました

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 2023年8月19日(土)13時00分~15時30分の間、豊田市の保見交流館(豊田市保見町四反田121-1)において、愛知大学法科大学院地域貢献プロジェクト「外国人居住地域への法的支援」による第3回目の法的支援プロジェクトを行いました。
 このプロジェクトは、愛知大学法科大学院が地域の外国人コミュニティーに出向き、さまざまな法的支援を提供することにより、地域貢献をはかろうとする試みです。昨年8月に引き続き第3回目を開催することができました。
 当日は近隣のブラジル人30名程を含め45名の参加がありました。愛知大学からは、上田純子 院長、小川淳一 教授(派遣検察官)、伊藤博文 教授、伊藤孝司 大学院事務課車道事務室係長が参加し、弁護士は、本院修了生の杉本みさ紀 弁護士、六鹿竜輝 弁護士、法テラス法律事務所から、河野優子 弁護士・松尾久美 弁護士、坂口・黒瀬・三宅法律事務所から三宅結花 弁護士の5名が参加され、ポルトガル語通訳として、マルシア外国法事務弁護士事務所から村上知世さん、吉田慈男(法廷通訳人)さん、豊田市からは、豊田市福祉総合相談課から伊豫田博樹さん・山根マユミさん、豊田市社会福祉協議会猿投出張所から神谷敬子(所長)さん・淵奈々子さんが参加されました。そして、ボランティアとして愛知大学国際コミュニケーション学部2年シェン・ディラーラさんと愛知大学経営学部2年石井実夏さんが参加してくれました。

【実施内容】
(1)13:00-13:10 主催者あいさつ(上田純子・法科大学院長)、スケジュール確認。司会担当:伊藤博文教授、通訳:村上知世さん。
(2)13:10-14:20 小川淳一先生の講演「犯罪被害者保護と支援のための制度について」。担当:小川淳一教授、通訳:吉田滋男さん。小川先生がパワーポイントスライドを使いながら説明されました。講演後の質疑ではフロアからさまざまな質問が出されて、一つ一つ小川先生が丁寧に回答されました。難しいテーマでしたが、小川先生からわかりやすく説明していただけたので、参加者の反応もとても好評で有意義な情報提供の場でした。
(3)14:20-14:30 豊田市からのお役立ち情報。担当:福祉総合相談課・山根マユミさん、社会福祉協議会猿投出張所・淵奈々子さん、通訳:村上知世さん。
(4)14:30-15:30 ブースでの相談会
担当:河野優子弁護士、松尾久美弁護士、杉本みさ紀弁護士、六鹿竜輝弁護士、三宅結花弁護士の5名、豊田市福祉総合相談課・伊豫田博樹さん、山根マユミさん、豊田市社会福祉協議会猿投出張所・神谷敬子さん、淵奈々子さん。
 
【反省と今後の進め方】
 今回の愛知大学法科大学院地域貢献プロジェクトは、これまでどおり杉本みさ紀弁護士の人的な繋がりから、豊田市役所の方々や、マルシア外国法事務弁護士事務所、ポルトガル語通訳の方々、法テラス法律事務所の弁護士の先生方との繋がりを持つことで実現できました。今回は、集客のため広報活動に注力し、株式会社エムコムの村永ミルトンさんにご協力いただき、ブラジル人コミュニティーにSNSを使った情報発信をしていただき、これまでで最多の参加者が来場し、内容としても充実した情報共有の場ができ意見交換の場としても大変有意義であったと考えております。ご協力いただきましたすべての皆様に厚く御礼申し上げます。
 今後も、地域への貢献を目指して、努力していきたいと考えております。

プロジェクト・リーダー
愛知大学法務研究科 教授 伊藤博文

当日のもよう
主催者挨拶:上田純子法務研究科長
主催者挨拶:上田純子法務研究科長
講演される小川淳一教授(右端)、 通訳は吉田滋男さん(左端)。
講演される小川淳一教授(右端)、通訳は吉田滋男さん(左端)。

豊田市からの情報を説明される山根マユミさん(右)と淵奈々子さん(中央)、村上知世(通訳)さん(左)。
豊田市からの情報を説明される山根マユミさん(右)と淵奈々子さん(中央)、村上知世(通訳)さん(左)。

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最後に集合写真を撮りました。
最後に集合写真を撮りました。