中学校・高等学校の先生をゲストスピーカーとしてお招きしました

新着
 2023年4月7日(金)4限目(14時45分~16時15分),愛知大学車道校舎K901教室において,跡見学園中学校高等学校の小川民兼任講師(国語科)が,第1回公法総合演習(憲法)の授業に参加されました。法科大学院からは,法科大学院生(3年次)8名,鈴木智洋教授(弁護士,授業担当教員),松井直之教授(研究者,授業担当教員)が参加しました。
 公法総合演習(憲法)の授業では,法科大学院生が,授業前に事例問題に含まれる憲法問題について起案し,授業担当教員2名にその起案を提出します。そして,授業担当教員は,授業前に起案を添削したうえで,授業時に憲法問題について解説し,法科大学院生の作成した起案を具体的に検討します。
 今回の授業では,それらに加え,小川民先生から,中学校,高等学校,大学での作文指導や文章作成指導に関する経験や知見を踏まえた,法科大学院生の作成した起案がより論理整合的な文章になるためのご指導をいただくことができました。



【意義と展望】
 今回初めて,愛知大学法科大学院の演習科目の授業に、中学校・高等学校で国語の授業を担当する現役の先生が参加してくださいました。小川民先生には,法科大学院生がより論理整合的な文章を作成するためのご指導をいただきましたこと,厚く御礼申し上げます。
 今回の中学校・高等学校の教員と法科大学院の実務家教員・研究者教員による合同授業の実施は,「法曹養成教育における起案指導の第一歩として何をすべきか」について検討するための契機になったように思います。今後も,こうした授業を改善しつつ実施することで,法科大学院における「高大連携」を実践し,愛知大学法科大学院が法曹養成教育のみならず,法学教育などにも資する知見を提供し,地域社会に貢献していくための一助となることを目指したいと考えております。

以上