岡谷鋼機株式会社様で外国法講座を実施しました(松井直之教授)

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 愛知大学法科大学院では、文部科学省加算プログラムにおける国際化対応の取組の一環として、グローバル展開をする地元企業に対し、外国法基礎講座を実施しております(学内の学長裁量経費事業として採択されました)。今年度は、本法科大学院の外国法基礎講座の趣旨に賛同してくださった総合商社の岡谷鋼機株式会社様(本社:名古屋市中区)において、4回の講座を実施いたします。
 第3回(8月24日)として本学法科大学院 松井直之教授が「中国の司法と政治-憲法を頂点とする法秩序の維持」というテーマで出張講義を実施されました。
 対面とZoomによるオンラインのハイブリッドで開催し、岡谷鋼機様ならびに同社およびグループ会社の海外現地法人(中国人・韓国人スタッフを含む)から合計50名近くの参加がありました。
 第1回、第2回の詳細な事例の紹介を踏まえ、今回の第3回はそれらの事例に共通する特徴を俯瞰するため、日本と中国の法体系を比較し、日本と中国の法令の効力関係、文言解釈の際に見られる制度的な特徴などが紹介されました。
 講義修了後、対面で参加された中国駐在経験のある社員の方と様々な意見交換を行うことができました。

 第4回は、12月中旬に本法科大学院の伊藤博文教授が「アメリカ不法行為法――製造物責任を中心として(予定)」をテーマに講義される予定です。

当日のもよう