岡谷鋼機株式会社様で外国法講座を実施しました

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 愛知大学法科大学院では、文部科学省加算プログラムにおける国際化対応の取組の一環として、グローバル展開をする地元企業に対し、外国法基礎講座を実施しております(学内の学長裁量経費事業として採択されました)。今年度は、本法科大学院の外国法基礎講座の趣旨に賛同してくださった総合商社の岡谷鋼機株式会社様(本社:名古屋市中区)において、4回の講座を実施いたします。
 第1回(7月15日)および第2回(7月22日)として本学兼任教員の野田雄二朗弁護士(野田アジア国際法律事務所所属)が「アジア法の実務(基礎編)」および「アジア法の実務(応用編)」というテーマで出張講義を実施されました。
 第1回、第2回とも、対面とZoomによるオンラインのハイブリッドで開催し、中国をはじめとする岡谷鋼機様およびグループ会社の海外現地法人から合計150名近く(第1回75名、第2回70名)の参加がありました。
 第1回の講座では、パワーポイントを用いながら、国際法務に関わる者に必要な心構えや国際取引法の基礎などに関する講話が、第2回の講座では、パワーポイントの項目に従い、別刷り資料として準備されたトラブル事例集を引用しながら、具体的な事例紹介と各事例における問題点の整理、予防法務の観点からのアドバイスなどがありました。
 法律に関する予備知識がない者もすんなり溶け込める形の事例を中心とした具体的かつ明確な内容であったため、質疑応答も非常に活発な雰囲気で行われました。

 なお第3回は、8月24日(水)14:00~15:30の日程で本法科大学院の松井直之教授が「中国の司法と政治」というテーマで講義される予定です。

当日のもよう