「外国人居住地域への法的支援促進」プロジェクトを実施しました

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 2021年12月11日(土)13時00分~15時30分の間、豊田市の保見交流館(豊田市保見町四反田121-1)において、愛知大学法科大学院地域貢献プロジェクト「外国人居住地域への法的支援」による第1回目の法的支援プロジェクトを行いました。
 このプロジェクトは、愛知大学法科大学院が地域の外国人コミュニティーに出向き、さまざまな法的支援を提供することにより、地域貢献をはかろうとする試みです。本来ならば、2020年に開催する予定のプロジェクトでしたが、コロナ禍により1年延期され、更に2021年8月21日(土)予定していたのも延期となり、この日にようやく開催することとなりました。
 当日は7名の参加がありました。愛知大学からは松井直之准教授、伊藤博文教授の他に修了生(司法修習生)が、修了生の杉本みさ紀弁護士、法テラス三河法律事務所から、河野優子弁護士、松尾久美弁護士、大嶋功弁護士、きぬうら法律事務所からはマルシア・レジナ・ アライ・タヴァレス・コシバ外国法事務弁護士、ポルトガル語通訳の村上知世さん・吉田慈男(法廷通訳人)さん、豊田市福祉総合相談課から濱谷昇主査、豊田市社会福祉協議会猿投出張所から稲見洋佑さんが参加されました。
【実施内容】
1.13:15-13:30 主催者あいさつ(上田純子・法科大学院長よりのメッセージ代読)、スケジュール確認。担当:伊藤博文教授、通訳:村上知世さん。
2.13:30-14:30 松井直之先生の講演「日本国憲法についてのおはなし」。担当:松井直之准教授、通訳:吉田滋男さん。
3.14:30-14:45 豊田市からのお役立ち情報。担当:豊田市社会福祉協議会猿投出張所・稲見洋佑さん、通訳:村上知世さん。
4.15:00-15:30 ブースでの相談会。担当:豊田市福祉総合相談課・濱谷昇主査、豊田市社会福祉協議会猿投出張所・稲見洋佑さん。
【反省と今後の進め方】
 今回の愛知大学法科大学院地域貢献プロジェクトは、豊田市で弁護士活動を行ない愛知大学法科大学院同窓会会長でもある杉本みさ紀弁護士の人的な繋がりから、豊田市役所の方々や、きぬうら法律事務所のマルシア弁護士、ポルトガル語通訳の方々、法テラス三河法律事務所の弁護士の先生方との繋がりを持つことで実現できました。
 今回は、地域の外国人問題に携わる専門家間での意見交換の場としても大変有意義であったと考えております。ご協力いただきましたすべての皆様に厚く御礼申し上げます。参加者数は多くはありませんでしたが、参加していただいた方からはこのような催しは是非とも続けて欲しいという要望をいただきました。今後も、地域への貢献を目指して、努力していきたいと考えております。
【写真】
(左)日本国憲法について講義をされる松井直之准教授
(中)豊田市からの情報を説明される稲見洋佑さん(右)と村上知世(通訳)さん(左)
(右)フロアーとの質疑応答。活発な議論が行われました


当日のもよう