留学体験談(交換留学)

交換留学

本学と海外の学術教育交流提携校との交流協定に基づく留学制度です。選考のうえ。選抜された学生は在学したまま留学でき、留学先の大学で修得した単位は所定の手続きを経て認定されます。

アメリカ トリード大学

所属:経営学部 経営学科
留学時期:2019年8月~2020年3月(3年次在学時)

 大学への交換留学というと、まず最初に「英語での授業についていけるか」と疑問に思う方が多いですが、私の経験から言うと「全く問題ない」です。それは個人の英語力に関わらず、交換留学の必須条件であるTOEFLスコア500点以上の英語力があれば、あとは慣れと環境と時間が助けてくれるからです。私の交換留学応募時のTOEFLスコアは丁度500でした。どちらかというとリスニングは得意であると自負していましたが、留学一学期目の初めの方は、全神経を集中させて授業中に先生の話を聞いていても、理解度は50%ほどでした。しかし、時間がたつにつれて自然と現地英語の速さや言い回し、単語に慣れてきます。TOEFLスコアが500さえあれば最低限の基礎はあると思うので、慣れない初めはとても大変ですが、時間が解決してくれます。
 
 特に私は経営学部の授業を多く履修していたので、英語力に関して劣等感を抱いている場合ではなく、とにかく授業の内容を理解し課題をこなし、試験でいい点を取ることに集中していたため、専門用語なども意識せずに、地道に日々の学習をこなすうちに理解できるようになりました。二学期目では、一学期目よりもさらに踏み込んだ内容の専門科目を多く履修していましたが、授業中の先生の話はあまり集中せずとも、自然に文法・語句を含めほぼ100%わかるようになりました。リスニングに慣れてくるころには、リーディング・スピーキング・ライティングも自然とできるようになります。初めの3.4ヶ月が精神的にも肉体的にも大変ですが、それを超えると急にできるようになります。日本と比較して、アメリカでは全体的にどの教科も課題や予習復習の量がとても多いです。2日で50ページのリーディング課題が平均です。大変なように聞こえますが、英語に慣れてくれば全然問題ないと思います。

 日本では開講されていない教科や内容が豊富であったため、私は自分の英語力は全く気にせず興味のある教科を躊躇なく履修しました。内容が面白いと自然と英語も身に付くので、履修の際にはむしろ全く自分の英語力を気にしなくていいと思います。興味のある教科を、楽しみながら学んでみてください。自然と英語力が伴ってきます。

ドイツ ブレーメン経済工科大学

所属:文学部 人文社会学科
留学時期:2019年2月~2019月8月(3年次在学時)

 生活面については、最初はやはり生活の中の常識の違いに戸惑いました。当たり前に遅延する電車やレジ袋がもらえなかったり、店員の態度一つに驚いていました。日曜にはすべてのお店が閉まり、何も買えずに戸惑ったこともありました。また気候も全く違いついた当初は寒くて動けなかったこともありました。しかし慣れてくると、電車の遅延はヨーロッパの中では少ないほうでレジ袋は環境大国ドイツならではだと感じ日曜はドイツでは休日であると感じることができました。こうした別の視点で物事を見ることができたのは今まで住んだことない環境でできたことでありました。また、私が充実した留学生活を送れたのはブレーメン経済工科大学の皆さんがサポートしてくださったからにほかありません。とても丁寧にドイツでの生活から治安についてまで教えてくださりました。

 この半年間で意識していたのは疑問点はすぐに解消させるということでした。ブレーメン経済工科大学では現地の学生と留学生の距離が近く、コミュニケーションがとても多いと感じました。特に授業外の時間に一緒にご飯を食べたりと交流の機会も多くネイティブの会話を間近で聞くことができました。その中で聞いたことのない表現や単語を逐一聞いていくことができたのはブレーメン経済工科大学だったから、そしてそれを支えてくれる仲間がいたからでした。しかしドイツの学生との交流は多くても、他の国の留学生との交流が少なかったように感じます。特にドイツ語をあまり話さない学生とはだんだんとコミュニケーションの機会がなくなっていったのが反省すべき点でした。それに伴い英語を話す機会がなくなってしまいました。また、人との出会いも大切にしてきました。友人もそうですが、インドで働いている日本人の方々と出会いお話を聞くことができました。自分の中で日本の企業の海外支社で働くことは憧れでしたがわからない点も多くイメージができませんでした。しかし実際に働いている方々とあってお話しすることができ、良さと現実を知ることができ改めてまたドイツだけが海外ではない、世界には独自の文化があり独自の常識があると再確認できました。海外で自身のスキルを試してみたい、もっといろんな国の文化に触れてみたいと感じました。                                        

 この半年間で言語的能力の向上も実感できただけでなく人として大きく変われた半年でした。帰ってきてから友人と話していて自身では気づきませんでしたが自己主張が強くなっていると言われました。この変化は働く時にもプラスになると確信しています。留学できて自分の中で大きく変わることができました。

リトアニア ミーコラス・ロメリス大学

所属:国際コミュニケーション学部 英語学科
留学時期:2019年8月~2020年3月(2年次在学時)

 留学初めは自分の英語力が足りなく大変でした。まず語彙が足りないのと、リスニングが十分ではありませんでした。各国の英語の癖やアクセントがあり、慣れるのが大変だと思います。先生でさえ、アクセントのある英語を話すので苦労しました。わからない点は友達と協力して助け合いながらやっていくのが一番です。また、英語以外の言語を知っているといいと思います。なぜならヨーロッパ各国から生徒が来ており、自分の場合、フランス語を習っていたため、会話のきっかけや、勉強を手伝ってもらうこともありました。もちろん英語ほど聞き取れたり会話するほどの能力はなかったので、もう少ししっかり学んでおけばと思うこともありました。今ではフランス語を学ぼうというモチベーションが高く、日常的な場面くらいで使えるようになりたいと思っています。また、プレゼンテーションをする授業が何個かありましたが、英語を話すことに慣れていないため苦労しました。ヨーロッパの人たちは日本人よりも英語に親しんでいると思うので流ちょうに話します。そこでも劣等感など感じることがありましたが、表現をまねて使ったりすることで新しく学ぶこともありました。なので友達の英語をまねすることも上達への一歩だと思います。

 気象等について言うと、緯度も高いところなので天候や気温などには注意していました。寒い時には-20℃になることもあるそうなので、ヒートテックは必需品です。物価が安かったことはとても学生にとって嬉しいことでした。自炊道具などは持ってくる人が多いようです。もちろんIKEAやショッピングモールで買えるので必ずしも持っていく必要はないです。また、旅行が好きでよくしました。ヨーロッパどこへ行くのも基本やすく、冬のローシーズンでRYAN AIRなどの格安航空を使うと安く行けるのでお勧めです。買い物は近くのIKIというスーパーでする人が多いです。

 この留学は本当に価値のあるものになったと思います。英語など学習面の上達や意欲の向上ももちろんのこと旅行による経験やいろんな国の人と交流した経験などどれもかけがえのないものです。このような経験を生かして国際的な考えや視野をさらにもてるようになっていきたいです。すべてがうまくいったわけではないですが、そのいろいろな反省点を磨いてさらに成長していこうと思います。今できてすぐに始められることはさらに英語やフランス語を磨くことだと思います。就職にもTOEICのスコアがあるといいと思いますし、今後オリンピックや国際的なイベントがあると思うので、そういう時に力になれる人材になれるように努力したいです。

中国 上海外国語大学

所属:現代中国学部 現代中国学科
留学時期:2018年9月~2019年7月(4年次在学時)

 留学の成果として、1番の目標であったHSK6級に合格したことに加え、上海外国語大学はほかの大学に比べて留学生が特に多く、さまざまな国の留学生と友達になることで異文化理解を深めることができ、視野が広まりました。前学期のルームメイトと英語と中国語交互に使い生活する事で苦手であった英語での日常会話のレベルが上がったことは意外な成果でした。

 反省点は、高1、高2クラスをそれぞれ半年ずつ経験しましたが、まだまだ流暢に中国語を使うことができず、中国の文化を深く理解していないな、とネイティブのクラスメイトと授業を受け実感しました。一年で確かに成長した部分はあると思いますが、まだまだ自分の中国語のスキルを磨き上げ、中国の文化理解を深めていかなければいけないと思いました。

 帰国後、1年の留学でネイティブに近づきたいのであれば留学中のすべての時間を中国語で過ごさなければいけないなとも思いました。もう一つは、勉強との両立も考えなければいけないため難しいですが、もっと留学先でしかできない経験をしておくべきでした。週日は忙しく、土日は疲れて友達と近場で過ごすことが多かったのですが、土日を使って遠出をして色々なものを見ておけばよかったなと他の留学生を見て思いました。自分の中での変化は、周りの子が色々なことにチャレンジしていく環境だったので自分もそれに感化され“やらないよりやって後悔”の精神で色々なこと(たとえば2月に行った日本企業と中国企業間の通訳や合唱祭など)にチャレンジしていき、大変ではありましたが、結果として得るものが多く、良い経験となりました。またその精神のもと、留学先大学でのサークル活動を通じて舞台上や人前に立つ機会がたくさんあり、機会を重ねる毎に自信がつき、性格がより前向きになったと思います。

 もう一つ自分では気づいていなかったのですが、家族から、留学前より自主的に家事をするようになった、と言われ、これも留学での自分の変化だなと思いました。今後の目標は、留学で得た中国語レベルを落とさぬよう、細かい文法やニュアンスの違いもわかるように勉強を続けていきたいと思います。また、これまでの1年半の留学の成果として国際ビジネスセンターのプログラムに参加し、自分がどれほど成長したのかを実践し、残り大学生活1年半を過ごしていきたいです。また、留学に行こうと思っている後輩たちに先輩として少しでも役立つアドバイスができたらいいなと思っています。

中国 南通大学

所属:現代中国学部 現代中国学科
留学時期:2019年2月~2020年1月(3年次在学時)

 基本的に南通市内で生活していました。南通市内で生活の全ては事足りると思います。学校の中にも食堂が2つ、その食堂の中にもハンバーガーのメニューがあったりして食堂の味も悪くなかったです。他にも大学内にスーパーやラーメン、韓国料理、伝統的な中華料理を味わうことのできるお店が多数あり、食の心配をすることは基本的にありませんでした。私はよく学内のフルーツショップを利用していました。カットしたフルーツもあれば、ジュースなども売っていました。希望すればその場で無料でカットもしてくれます。基本的に味も新鮮さも問題はないと思いますが、夏場は少し注意が必要です。夏カットしたスイカを食べたらお腹を壊してしまいました。。中国人の友達に尋ねたところ、カットしたモノはいつカットしたか分からないから、夏場は極力店頭でカットしてもらった方がいいよ、と教えてくれました。なので基本的には問題はありませんが、もし南通大学に留学するのであればこの点は注意してほしいと思います。                                                                        

 また寮内の生活ですが、私はなんの不満もありませんでした。洗濯機は全部で6台設置されていますが、、全て無料です。また何か問題が起きても下の阿姨に伝えればすぐに対処してもらえます。他大学に比べても寮費はかなり安いと思います。ただベットが少し固かったり、部屋の掃除は自分で行わなければいけませんが、大した問題ではないと思います。また寮内では男子、女子の階の区別がされていないので、様々な国の人々と交流ができます。インドネシア人、ロシア人、タジキスタン人、カザフスタン人、韓国人、モロッコ人、などの友人がいたので、よく部屋で一緒に映画を見たり、トランプをして遊んでいました。本人の努力次第で国際恋愛をすることも可能だと思います。学外にも大きなデパートなどがあり、無印良品やユニクロなど日本の店も入っており、基本的に何一つ不自由はないですが、、ただ一つ難点をあげるなら、まだ地下鉄が完成していないことです。近々地下鉄と新幹線も開業するらしいですが、わたしの移動手段はタクシーかバスでした。

台湾 国立台湾師範大学

所属:現代中国学部 現代中国学科
留学時期:2019年8月~2020年8月(2年次在学時)

 留学期間中、語学力の向上はもちろんのこと、いろいろな点で成長できたと感じます。この1年間、生活で困ったことがあれば頼れるのは自分しかいない、と心がけ、留学期間中、語学力の向上はもちろんのこと、いろいろな点で成長できたと感じます。この1年間、生活で困ったことがあれば自分に頼るしかないという状況であり、ビザの手続きや病院での受付、住居の確保など多くのことを自力でこなしたことで、日本語の通じない海外でも自分自身の力でどうにかできたという自信につながりました。

 自分の中で特に変化があったところは、物事を多方面から見れるようになったことです。語学の授業など多国籍の学生が集まっている授業で、意見交換をする際、自分自身の価値観や日本人の中では当たり前だと思っていたことが、他国では当たり前でなく、全く異なる意見を持っている場合があるということを知り、とても刺激的で面白いと感じました。いろいろな意見や考え方を知ることで自分の視野や世界が広くなったように感じました。また、意見を発言する際、多くの日本人学生は恥ずかしがって意見を言わないことが多々ありますが、欧米人を先頭に皆自分から次々と負けずに自分の意見を言うという積極的な行動を目の当りにすることで、自分もせっかく留学に来たのだから負けてはいられないと間違ってもいいからチャレンジしようと思うようになりました。学期末の際に、あるクラスメートに学期が始まったばかりの頃は質問されても曖昧に答える典型的な日本人のようだったけど、現在では、はっきりと意見を言うようになったねと、言われるようになりました。もちろん語学の運用力が上がって使える単語が増えたことも原因として挙げられますが、自分でも以前よりも積極的になれたと感じています。

 今後の目標としては、まずHSK6級の取得を目指しています。また今後中国語を使う頻度が減ってしまうと思いますが、今まで培ってきた中国語の運用能力を落とさないように、中国語の番組を視聴するなどして保っていきたいです。将来、中国語を使用できる仕事に就きたいと考えております。いつかまた台湾に長期滞在をしたいと考えているため、現在はどのように滞在をするか模索中です。
 
 この1年とても貴重な体験ができました。ご協力していただいた国際交流課の皆さんに感謝でいっぱいです。

韓国 中央大学校

所属:経営学部 経営学科
留学時期:2019年3月~2020年1月(3年次在学時)

 この一年間の留学を通して私が学びたかったこと、目標が二つありました。ひとつは韓国語を上達させることや韓国文化への理解でした。もうひとつは経営学を英語で学ぶことでした。韓国語を上達させるために合計で4つの韓国語の授業を取りましたが、秋学期に受けたAdvanced Korean Languageの授業は特に私の韓国語能力の上達に役に立ったと感じました。毎週さまざまな課題が出され、動画を作ったり、プレゼンテーションをするなどスピーキングの練習からTOPIKで出される問題の演習、WritingにReadingまで外国語を勉強するに当たり求められるほぼすべての練習ができたと思います。
 
 経営学の授業はとても大変でした。英語で授業を受けたので今まで使ってこなかった専門用語もたくさん使い授業についていくのに必死でした。わからない単語がたくさん出てきて理解できないから予習もたくさんしました。また、Business Communicationでは、授業内でたくさん会話をしなければならなかったので相手が伝えたいことを理解することや自分が伝えたいことをしっかりと伝えるための能力が成長したと思います。

 現地での生活については、春学期は、韓国人の友達がたくさんできた学期だったと思います。それに対して秋学期ではより多国籍の友達がたくさんでき、韓国留学でのひとつの目標でもあった異文化交流ができたと感じました。フランス人やドイツ人などのヨーロッパから来た人やカザフスタン、インドネシア、カンボジアなどのアジアから来た人、ウガンダから来た人まで本当にグローバルに異文化交流ができてとても楽しかったです。仲良くなった友達とみんなでいろいろなところに観光に行った時にはその国の伝統料理を食べに行ったりほぼ毎日彼らと過ごしてとてもいい経験ができたと思います。たくさんの外国人とともに生活をして感じたことは、自分のやりたいこと、自分が好きなことがしっかりわかっていて将来自分がやりたいことのために今、すべきことをやっている人が多いなと感じました。自分が今何がしたいかもしっかりわからずにいたので、自分も見習わないといけないなと感じました。韓国での生活は、刺激がたくさんありとても楽しかったし、自分を見つめ直すいい機会になりました。