大学院長挨拶

ご挨拶

愛知大学大学院は、名古屋駅近くの新都心、ささしまライブの名古屋キャンパスに法学、経済学、経営学、中国、国際コミュニケーションの5研究科が、そして本学発祥の地である豊橋キャンパスには文学研究科と、あわせて6研究科で構成されています。また、車道キャンパスには、専門職大学院である法科大学院が置かれ、ともに大学院教育の拠点を形成しています。

大学院は、主に学部修了後に進学する修士課程と、その後にある博士後期課程に分かれています。いずれも、高い研究能力と資料分析能力、さらに実社会への関心に基づいて課題を発見し、解決する能力を持った人材の育成をめざし、これまでに数多くの研究者、専門家、実務家が巣立ち、大学や小中学校、高等学校、また博物館や美術館、そして企業で活躍しています。大学院生は学部卒業後に進学する場合が多数を占めますが、近年は、社会人入学制度を活用して大学院に進学し、自分の職業経験を生かした研究を行い、すぐれた成果を上げる社会人学生も少なくありません。もちろん、海外からの留学生も多く、同時に大学院生の海外大学院への留学も多数あります。また、中国研究科では、中国人民大学、南開大学、東呉大学とデュアルディグリー制度を持ち、双方の博士学位の取得が可能です。

愛知大学大学院は、全国でも有数の充実した質と規模(約138万冊の蔵書)を誇る図書館を背景に、経験豊富な教員スタッフによる研究指導を展開しており、さらにキャンパスを飛び出して時には国外でのフィールドワークを行うゼミも1つ2つではありません。もちろん、名古屋・豊橋いずれのキャンパスにも、大学院生専用の共同研究室を用意し、学会参加への補助など、研究発表支援の場も広く用意されています。

否応なくグローバリゼーションが進む現在、足を地に着けてさらに世界と連携するためには、より高度な知識とその正確な運用能力が求められます。愛知大学大学院は、そうした将来に生きる人々の糧となりたいと念じています。