大学は高等教育機関であり、高度な研究・教育の場です。「学部教育」もその一翼を担っておりますが、やはり「大学院」を抜きにして語ることはできません。愛知大学は創立の早い時期から大学院教育に取り組んで参りました。法学研究科(公法学専攻)と経済学研究科の修士課程を設置したのが1953年4月。昨年、70周年を迎えました。この間、経営学、中国、文学、国際コミュニケーションの各研究科を設置してきました。博士後期課程も設置され、現在では、6研究科15課程を擁するに至っています。また、中国研究科では、2004年度から中国・台湾の大学との二重学位制度を導入しています。
70年の歴史を通じて社会に有為な人財を送り出してきたことは大きな誇りとするところです。大学教員を含む研究者、会計士・税理士、中学校、高等学校等の教員、企業の戦略部門を担う人財など、社会の第一線で活躍する修了生は枚挙に暇がありません。
昨今は、社会人の学び直しや、いわゆる「リスキリング」の場として、大学院が脚光を浴びています。こうしたニーズに対応することは、本学としても大いに本意とするところで、科目の設置や制度の整備などを鋭意検討しているところです。
本大学院は、過去の実績に甘んずることなく、さらなる革新を進めています。皆さんの本大学院へのご入学を心からお待ちしています。