今日、我々は経済の大きな転換点に立ち会っているといえます。成長主導や効率追求型の経済が限界にぶつかり、環境・資源の制約、貧困・社会的不平等の改善、民主主義・人権保障の確保など様々な課題を抱えており、持続可能な社会への構造的な転換が求められています。複雑で不確実な様相を呈する転換期の経済を理解するためには、経済現象の本質を的確に捉え、それらを分析し問題解決の方法を導く知識と技能を錬磨することが不可欠です。
本研究科では、多分野にわたる経済学研究者が所属しており、授業・演習および指導を通して高度な専門知識人の養成に取り組んでいます。