国際コミュニケーション研究科

言語コミュニケーション・国際関係・多文化間比較の三領域から世界を研究

研究科の沿革・概要

国際コミュニケーション研究科は大学院レベルでの国際コミュニケーションに関わる研究教育を行うことを目的として2002年に設置されました。
世界的規模でこれまでとは異なった国際化が進む中、学部教育に接続して、あるいは既に社会で一定の活動を経た後に、多くの方々に国際社会と地域の発展をめざして、本研究科で勉学に取り組んでください。

3ポリシーの紹介

アドミッション・ポリシー

カリキュラム・ポリシー

ディプロマ・ポリシー

研究科長挨拶

国際コミュニケーション研究科長 岩田晋典教授
国際コミュニケーション研究科の目的にあるように、本研究科では「グローバル」と「ローカル」という対概念が一つのキーワードになります。みなさんはこの対概念をどのように定義づけますか?それを使ってどのように自分の研究を表現しますか?
大学院では先行研究の森を歩き回って、オリジナルな観点や考え方を自分自身で作り出すことになります。わたしたち研究者はみなさんの研究から知的刺激を受けることを楽しみにしています。

研究科の特色

国際コミュニケーションに関する学問領域は広範囲にわたりますが、次の三つの領域のいずれかを主要に研究することになります。同時に、これら3領域を組み合わせた教育プログラムによって国際性における幅と奥行きの実現を図ります。

専攻紹介

言語コミュニケーション研究領域
国際的なコミュニケーション媒体としての英語に関する専門的知識と運用能力に力点を置く《英語部門》と、日本語教育者をめざす人のための《日本語部門》から構成されています。
国際関係研究領域
グローバルスタディーズ諸領域の知識に重点をおいて社会科学的思考・メソッドの開発修得をめざします。
多文化間比較研究領域
文化人類学・フォークロア及びフィールドワークの構想力と思考方法に基づいて多種多様な文化を理解する柔軟な姿勢を養います。
フィールドワーク
授業科目のフィールドワークでは、計画書の作成から国内外のフィールド・ワークを通して、研究者として必要な文献研究・調査活動をする能力を養い、毎年中国や東南アジアなど海外を中心にフィールド・ワークを実施しています。実施報告書の審査を行い奨学金も支給しています。
※修士課程のみを設置

構成員紹介

※項目の詳細は愛知大学公式ウェブサイトへリンクしています

開講科目

開講科目紹介

言語コミュニケーション研究領域
英語学研究II 塚本倫久教授

本講義では、コーパス(コンピュータに蓄積された自然言語データ)を用いた言語研究の基礎を学びます。コーパス言語学と言われるこの分野は辞書編纂、英語教育、語法研究などの分野で特に成果を上げてきています。授業ではcollocation, phraseologyを中心に英語教育への応用、さらに学習者コーパスを利用した研究についても考察します。

国際関係研究領域
国際関係研究Ⅰab 鈴木規夫教授

本来はコミュニケーション研究と多文化間研究との相補的関係に新領域を切り拓く国際関係研究領域では、グローバル・スタディーズの知識に重点をおきつつ世界規範構築に動く中国的価値体系をも包摂した社会科学的思考・メソッドの開発修得をめざします。

多文化間比較研究領域
多文化間比較研究 高原隆教授

本講義では、伝統的なアメリカのフォークロア研究のフィールドについて検討を加えていき,実際にどのようなジャンルがフォークロアに存在しているのかを具体的に概観していきます。それと並行しながら,フォークロアを担うフォーク・グループについての関係を考察します。

在学生の声

国際コミュニケーション研究科 国際コミュニケーション専攻2年 H.Jさん
政治哲学をイスラームの視座から研究している鈴木規夫先生の指導の下、「アジア主義」について研究しています。本研究科では、国際関係や国際政治の分野にとどまらず、言語学、社会学、文化人類学、歴史学など、幅広い学術的な視点から理解・分析しようとする学びができます。国際社会の激しい変化に巡って、講義では、さまざまな事象についての分析も行っています。演習では、主に修士論文に関する指導を受けます。

卒業生の声

国際コミュニケーション研究科 国際コミュニケーション専攻 2022年3月修了 K.Kさん
勤務先:学校法人事務職員
日本語教師として必要な知識を習得し、関心を抱いていた音声学の研究をするために、本研究科の飛び入学試験制度を活用し、学部3年生から大学院へ進学しました。先生方の手厚い指導のおかげで、専門知識や研究に不可欠な批判的思考力を培うことができました。昨今の国際情勢を鑑み、入学時に希望していた進路とは異なる進路を選択しましたが、修士課程での学習・研究で身につけた能力は社会生活においても有用であると実感しており、2年間の学習・研究成果に満足しています。

就職実績

新城市役所、ナミコス㈱、光山石材商事、大学院博士後期課程進学、西北大学(事務職)、学校法人事務職員
※過去3年分

修士課程 履修モデル

言語コミュニケーション研究領域(英語)履修モデル

<英語文献学、英語学、英語教育について研究し、それらの専門的能力を活かした仕事に携わりたいと考えている人 >
英語学における史的研究、コーパス言語学、認知言語学の研究方法を修得するため、「英語学研究」「英語コミュニケーション研究」を配置し、また英語教育学における教授法、教育社会学、コミュニケーション論を修得するため、「英語教育学研究」「英語コミュニケーション研究」「英語圏文化研究」を配置しています。この履修モデルは、国際的なコミュニケーション媒体としての英語に関する専門知識と運用能力に力点を置いた履修科目群から構成されています。
履修例(参考)
1年次2年次
科目国際コミュニケーション研究方法論
英語学研究
英語コミュニケーション研究
英語教育学研究
演習(英語学研究)
フィールドワーク
言語学特殊講義
国際コミュニケーション研究特殊講義
修士論文

言語コミュニケーション研究領域(日本語)履修モデル

<日本語、日本語教育について研究し、それらの専門的能力を活かした仕事に携わりたいと考えている人>
日本語の言語構造に関する研究及び社会における言語の役割を視点に分析する日本語研究の方法を取得するため、「日本語学研究」「日本語コミュニケーション研究」や、日本語教育分野における言語教育法、第二言語習得、学習者特性等に関する研究方法を習得するため、「日本語教育学研究」、「日本語教授法」を配置しています。
この履修モデルは、日本語教育者を目指す人のための履修科目群から構成されています。
履修例(参考)
1年次2年次
科目国際コミュニケーション研究方法論
日本語学研究
日本語コミュニケーション研究
日中対照言語研究
日本語教育学研究
日本語教授法
演習(日本語学研究)
演習(日本語教育学研究)
フィールドワーク
言語学特殊講義
国際コミュニケーション研究特殊講義
修士論文

国際関係研究領域履修モデル

<社会科学的思考や大学やシンクタンクでの国際関係研究の諸分野での研究や、国際組織、企業などで働くことに関心があり、それらの専門的能力を活かしたさまざまな仕事に携わりたいと考えている人>
政治哲学、国際政治学、国際経済学、国際社会学などを基本に、国際関係学を軸として世界認識、論理的思考を身につけるため「国際関係研究」を配置し、またライブラリーワークだけに収束せず、広く生き生きとした現実感覚に拠りながら研究を進め、世界秩序の在り方へのより深い理解のための柔軟な姿勢を養うために「フィールドワーク」を配置しています。
この履修モデルは、国際関係(グローバル・スタディーズ)諸領域の知識に重点をおいて社会的科学思考・メソッド・フィロソフィーを身につけることをめざした履修科目群から構成されています。
履修例(参考)
1年次2年次
科目演習(国際関係研究)
国際関係研究a
多文化間比較研究
国際コミュニケーション研究方法論
演習(国際関係研究)
国際関係研究b
英語学研究
日本語学研究
演習(国際関係研究)
国際コミュニケーション研究特講Ⅰ
国際コミュニケーション研究特講Ⅱ
国際コミュニケーション研究特講Ⅲ
演習(国際関係研究)
修士論文

多文化間比較研究領域履修モデルコース

<異文化理解や多文化共生について関心があり、それらの専門的能力を活かした仕事に携わりたいと考えている人>
文化人類学、フォークロア、文学、歴史学、カルチュラルスタディーズなどの学問的手法を用いた多元的文化理解の思考を身につけるため「多文化間比較研究」を配置し、探究するテーマについて学生が当事者意識を持って取り組み、主体的学修を実践できるよう「フィールドワーク」を配置しています。
この履修モデルは、さまざまな研究手法を通して多種多様な文化についての知識を深め、異なる歴史や文化を有する人々との共生の可能性を探究し、異文化への柔軟な姿勢を養うことを目的として履修科目群から構成されています。
履修例(参考)
1年次2年次
科目国際コミュニケーション研究方法論
多文化間比較研究
日中対照言語研究
英語学研究
日本語学研究
演習(多文化間比較研究)
フィールドワーク
言語学特殊講義
国際コミュニケーション研究特殊講義
修士論文