幅広く質の高い中国研究・教育にたけた専任教授陣
幅広く質の高い中国研究・教育を担う教授陣は、中国政治学、中国経済学・中国史学・中国社会学、中国文学、中国哲学、中国民俗学、中国民族学、中国文化、中国語学、日中比較言語学、中国と国連など多彩、研究業績や教育実績、院生の研究指導などに定評のある専任スタッフが揃っています。
中国で生まれた東亜同文書院大学を引き継ぐ伝統輝く中国研究のメッカ
戦前、中国上海にあった東亜同文書院大学を前身とする中国研究・教育のメッカともいわれる愛知大学ならではの特長が、院生の研究・進路決定に優位性を発揮しています。これをベースとして構築された中国などの著名諸大学との研究・教育交流の歴史が院生の留学、本研究科の特色である中国フィールドワーク(補助制度あり)、進路決定などの面で大きな役割を発揮しています。
豊富な中国関係研究図書・資料
本学図書館には学問領域に対応した書籍を中心に合計138万冊を所蔵しています。この蔵書数は、全国私立大学(約30万冊)、国立大学(約111万冊)の平均をはるかに超えるものです。
書籍以外にも、過去の新聞・雑誌などの膨大なマイクロフィルム、電子データなどを所蔵。24時間利用可能な蔵書検索システムや自習ブースなど、利用しやすい環境も整えています。
中国関係では貴重な資料として「簡斎文庫」(元住友本社総理事・蔵相小倉正恒氏旧蔵)、「霞山文庫」(旧霞山会蔵)、「東亜同文書院中国調査旅行報告書」、旧満州国時代の新聞、現地発行調査資料などがあります。この他にコレクションとして「竹村文庫」、「浅川文庫」、「中国学術交流文庫」、「中日大辞典文庫」等があります。
中国・台湾の著名大学との夢をかなえるデュアルディグリー・プログラム
2002年度に中国研究拠点として全国で唯一「21世紀COEプログラム」に採択された国際中国学研究センター(ICCS)とともに、本研究科は愛知大学の中国研究および若手研究者育成の活動を担っています。
「デュアルディグリー・プログラム」は若手研究者育成プログラムです。
2007年4月に日中双方の努力により修士課程にも適用されるようになり、さらに2014年からは台湾の東呉大学(ただし、中国籍学生を除く)とも同様のプログラムを開始しました。
「デュアルディグリー・プログラム」による博士学位取得者は2020年度までで50数名に上り、日本や中国の高度研究・教育機関や政府機関の指導的役割を担う人材として登用されています。
また二重学位制度の日本における開拓者であり、最も優れた模範的な制度としても評価されています。本研究科博士後期課程入学者は相手校へ1年間の留学で博士学位を得ることができます。