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2024年度国際教育推進講演会を開催しました

グローバル人材
12月13日(金)、本学名古屋キャンパスにて2024年度国際教育推進講演会を開催し、約90名の学生が参加しました。

今回はジャーナリストで、元日本経済新聞社欧州編集局長、現国士舘大学政経学部講師の日下淳(くさかきよし)氏に
「現場写真から見る欧州――国際ジャーナリストとして考えてきたこと」をテーマに講演いただきました。

日下氏は、海外留学から海外駐在など、トータル10年余りの海外での滞在経験を基に、
実際にご自身が欧州の現地を渡り歩き、取材等で撮影された100枚を超える写真を会場で解説いただきながらら、
激動の時代を駆ける欧州のおかれている状況、人々の考え方の多様性、共通性、日本人との考え方の違いなど、
政治、経済、文化の多岐にわたり講演いただきました。

日下氏が欧州からヒントを得たことは、欧州社会は多様性を認め、国家の枠を超えた行動・発想力があること、
女性が活躍しやすい仕組みづくりなど社会的イノベーションが進んでいること、歴史・文化の厚みを生かした
物事の捉え方があり、日本でも我々が学べることがたくさんあるということでした。
また、ご自身が心掛けていることとして、①「分かった気」にならないで謙虚に学ぶ、②メディア・リテラシーを高める、
③国の枠にとらわれない発想をもつ、④Think Globally, Act Locally(鳥の眼、虫の眼をもって物事を見極める)、
⑤良いニュース、明るい動きを見出す、⑥外国人の友人を作ること、だと紹介がありました。

また、先行きが見えない現代において学生が大事にすべきとして3つのメッセージをいただきました。
1.世界に目を開こう
2.自分で考えよう
3.基礎を学ぼう

これは、本学の建学の精神の一つである「国際的教養と視野を持った人材の育成」につながるものです。
在学中に多くの学生が、本公演の内容を胸に広い世界を見て、謙虚に学び、自ら考え行動できる人材として
活躍できるよう、国際交流課は今後もサポートしてまいります。

写真は当日の講演の様子です。ご覧ください。