新型コロナウイルスの影響により本学への留学生受入の中断が続く中、本学の海外協定校で日本語を学ぶ学生向けに、
4月8日から7月22日までの間（15週間）、日本語運用能力の向上と日本理解の促進を目的とするオンライン日本語研修
を実施しました。
　本研修には、6ヵ国・地域（アメリカ、タイ、台湾、中国、ドイツ、ベトナム）の10校から当初本学へ留学予定で
あった学生を中心に72名の学生が参加し、日本語をはじめ、日本社会や日本文化について本学日本語担当講師の指導の下、
熱心に学びました。

　プログラム修了後に参加者へ行ったアンケートでは、「このプログラムを受講してみて、よかった。日本語が話せるの
は楽しいし、友達ができるし、日本語が上達したと思います。」「自分の考えをみんなと話すことができて、みんなの
意見や考えを聞いて、すごく勉強になりました。」という声が寄せられました。
　また、本学のピアサポート学生もサポーターとして授業に参加するだけでなく、課外活動として、「オンライン日本語
フリートーク」を企画・運営し、制限の多い状況下においても、様々な工夫を凝らしながら学生間の交流も活発に行うこと
が出来ました。

　本学のピアサポーターに行った事後のアンケートでは、「以前はオンライン交流だとなかなか仲が深まらないイメージ
があったが、オンライン交流でも、今後も仲良く出来る友達が出来て良かった。」、「留学生から日本語習得への情熱が
強く感じられ、非常に刺激になった。」、「最初はコミュニケーションをとるタイミングが難しかったが、話を振る順番
を考えたり、留学生が話しやすいテーマにしたり工夫することで、参加充実度を上げることができ、非常に満足している。」
等の感想があるなど、それぞれに大変貴重な体験ができたようです。
　
　引き続き国境を越えた移動が難しく、様々な制限がある状況ではありますが、2021年度秋学期も本オンライン日本語研修
を実施する予定にしており、今後も継続して交流を深めていきます。