コンセプト

サンプル画像
創立80周年記念事業のコンセプト “知のフィルハーモニー”
1946年、当時の文部科学省から愛知大学認可通知書(11月15日付)が届けられてから80年。知(ソフィア)を愛(フィロ)する者が集い、学び、世界平和に寄与すべき日本の人文の興隆と才能のある人材の養成を目的として、愛知大学は豊橋の地に開学しました。開学の前提となる資金を持ち合わせず、文字通り「無」からの出発ではありましたが、あらゆる苦難を乗り越えて、今日まで歩み続けてこられたのは、教職員・学生・16万人を超える同窓生たちの熱意と深い配慮、また経済界や地元企業等のあらゆるご支援によるものが大きかったと言えます。
日本の社会環境はこの80年の間に急速に変化してきました。科学技術や医療が日々進歩する一方で、少子高齢化によって主に国内の大学等における新入学生の多くを占める18歳人口の減少など、大学を取り巻く環境も大きく変わる中で、これまでと同じように、大学が教育や研究の観点において社会に価値を提供し続けるためには、大学にとってのステークホルダーから「選ばれる大学になる」ことが重要となります。そのため、この80周年記念事業を通じて本学の持続可能性について真剣に考え、そして多くの方々に期待や希望を抱いていただけるような心躍る事業を展開していきます。
先人たちが築きあげてきた80年に感謝の意を表し、建学の精神を承継するとともに、本学に関わるすべての人々の想いがオーケストラのように美しいハーモニー(調和)を奏でつつ、次の100周年を見据えて、みなさまと手を取り合いながら、さらなる発展に向けた教育・研究を通して、卓越した人材育成や社会への貢献を目指していきます。